今年の「レスリングどんたく」、5月4日の試合は話題が盛りだくさんでしたね。
前回は棚橋選手とオカダ選手のIWGPについて書きましたが、もうひとつのトピックス、内藤選手にクリス・ジェリコ選手が突如襲撃した件についてお伝えします。
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襲撃事件は、5月4日のロスインゴと鈴木軍の試合の後。ゴングで、内藤選手の後頭部を襲撃したジェリコ選手。内藤選手が血だらけになって驚きましたね。
この襲撃から、6月の大阪大会でインターコンチのベルトを賭けて試合をすることになりました。
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これを見て、「なぜジェリコ？」と思いましたが、応戦は今年の1.4にありました。
今年の1.4はIWGPヘビー級王座と、IWGPのUS王座のベルトを賭けた試合が「ダブルメイン」。
「ダブルメインと言いながらも、実質はセミファイナル扱い。4年前に経験したからわかるけど、所詮オカダ VS 内藤の前座」と内藤選手が、USヘビーで争う2人の試合を下に見るようなコメントしていました。
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ジェリコ選手はWWEの超スーパースターで、大人気のヒールレスラーです。
そんな世界的レスラーに向かって「前座」といえば、それは遺恨になるでしょう。
ジェリコ選手はプロレス以外にも俳優業やクイズショーの司会、ヘヴィメタバンド「FOZZY」のボーカルを務めるなど多方面で活躍中です。
2009年頃からWWEでは退団か？という雰囲気になっていましたが、2014年に電撃復活をしています。
日本でも試合をしていたことがあり、日本語を流暢に話しプロレス雑誌も読めるほどなのだとか。
ちょっと内藤選手と似ているのは、最初は「甘いマスクのパッとしないベビーフェイス」だったのですが、途中から独自のヒールレスラーというキャラを確立して人気を得る点です。
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実はジェリコ選手は企画面でも優れているようで、WWE最大のイベント「レッスルマニア」の名物試合、「マネー・イン・ザ・バンク・ラダーマッチ」の考案者。
この試合は6人のレスラーで天井に吊るされたアタッシュケースを巡って試合をするのですが、このアタッシュケースには「WWE世界ヘビー級王座」に挑戦できる権利書が入っているのが特徴。
高いところに吊るされているので、WWEではおなじみのラダーマッチも楽しめます。足を引っ張ったり、ハシゴで攻撃したり使い方は選手の工夫次第です。
そんなジェリコ選手の今回の絡みに対し、内藤選手は「ジェリコ選手のことは世界的に有名レスラーであることしか知らない。そんな有名な彼が、この襲撃で自分の価値を示してくれたことには100点満点をあげたい。でも新日は自分のホーム。何もダメージ負わずに帰れると思うな」というようなコメントをしていました。
WWEのスーパースターと内藤選手がどういう試合を見せてくれるのか、めちゃくちゃ楽しみです。
6月はケニー・オメガ選手とオカダ選手のIWEGP戦もあります。
この4者まで想像の幅を広げると、よりおもしろくなってきます。
いろいろと予想をするのがプロレスファンの楽しみ方です。良い材料を残してくれたなあと個人的には大満足の試合でした。
18日からは「ファイヤープロレスリング ワールドPresents BEST OF THE SUPER Jr.25」が開催になるし、話題がつきませんね。
