新日本初のイギリス大会「NJPW Royal Quest」が9月1日にロンドンで行われました。
イギリス出身のレスラーといえば、ザック・セイバー・ジュニア選手、ウィル・オスプレイ選手。2人の出場はもちろんのこと、ザック選手は自身の持つブリティッシュヘビー戦に出場。挑戦者の棚橋選手と戦いました。
ザック選手といえば、ザブミッションの名手で棚橋選手相手にスキあらばなにか関節技をかけていました。
手足の長いザック選手の関節技をこれでもかと受けた棚橋選手。
4の字がためも肩にダメージを与えるように体をのせるなど、ザック選手の防衛成功かと思いました。
棚橋選手も負けてはいません。一瞬の隙でスイングブレード、ドラゴンスクリュー、スープレックス、ハイフライフローと棚橋選手ならではの技を一気に畳み掛けて勝利しました。
スープレックスはかなり低い角度でザック選手を投げていたので、相当ダメージを感じたのではないかと思います。
そしてメインはオカダ選手の持つIWGPヘビー級王者のベルトを、51歳の鈴木みのる選手が挑戦。
鈴木選手は今季のG1には参加していません。その悔しさを持ちつつ、1ヶ月間練習に打ち込んだそうです。
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オカダ選手は33歳ですから、年齢差は約20歳。それでも鈴木みのる選手の技はひとつひとつしっかりダメージを与えていました。
鈴木選手のスリーパーホールドでは、あのオカダ選手の表情が相当ゆがんでいましたし、相当強烈な一撃が正確に続いていきます。
試合終盤ではオカダコールが多い会場も、鈴木コールも同じくらい飛び交うようになっていたのが印象的でした。鈴木選手がイギリスでも支持された瞬間なのかなと思います。
オカダ選手は、試合後「51歳があそこまでできるとは思えない。驚いた」とコメント。
プロレス界で一番強いエルボーだったと思う、と鈴木選手を褒め称えました。
そして10月の大阪大会の相手には、G1で敗北してしまった相手SANADA選手を指名。
こちらは今年のニュージャパンカップからライバルと呼び合う同級生同士のオカダ選手とSANADA選手。
今回はどちらが勝つのか。10月の試合も楽しみです。