大分、鹿児島、神戸の3会場で行われた「DESTRUCTION(ディストラクション)」のビッグマッチ。
波乱の結果となりましたね。意外な展開が多く、次はどうなるのかまったく予想がつきません。
今回は3大会のタイトルマッチの結果をまとめてお伝えします!
ビッグマッチの初戦は大分から。ここで行われたタイトルマッチはブリティッシュヘビーのベルトで、王者の棚橋選手と挑戦者はザック選手。実はザック選手は、8月31日のロンドン大会まで王者でしたが挑戦者の棚橋選手が勝利し、ベルトを守りきれず。
しかしその1ヶ月後にまた再挑戦という流れでした。ザック選手が得意とするサブミッションに、棚橋選手も応戦。最後は高度すぎる攻防戦でしたが、結果はザック選手の勝利。1ヶ月だけ棚橋選手に渡ったベルトでしたが、たった2週間でしっかり取り返して喜びのコメントを長めに語っていました。ザック選手があまりに饒舌に話すので、ちょっと驚きました。イギリス人のザック選手にとっては、思い入れのあるベルとでしょうから嬉しかったのかもしれませんね。
鹿児島大会のメインは来年の1,4のIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦として、権利証保持者の飯伏選手に、KENTA選手が挑戦しました。先の別府大会で、悪行を働き注目を集めているKENTA選手。
ゴング前に権利証の入ったアタッシュケースで、飯伏の頭部を攻撃するなどダーティーファイトを開始。その後も両チームのメンバーが乱入と阻止を繰り返します。最終的にはKENTA選手が飯伏選手のカミゴエを飯伏選手に繰り出します。驚きの声が会場から聞こえましたが、地元ということもあってか執念で勝利をもぎ取りました。その権利証の次期挑戦者は、EVIL選手。G1で飯伏選手から勝利を奪っているこれまた強敵です。
この権利証を守りきれるか、まだまだ目が離せない状態ですね。
そして神戸大会では、スペシャルシングルマッチとして鷹木選手と後藤選手が対戦。前日に後藤選手は「勝利の酒」、鷹木選手は「勝利の肉」を注文済みと煽りあっていました。ファイトスタイルが漢な感じの二人で、好きな人にはたまらないパワーファイトの連続。大変な消耗戦を制したのは、後藤選手。20分間、全力すぎるぶつかり合いを行った両選手の試合、すっかり釘付けとなりました。
メインはインターコンチネンタルのベルトを賭けた一戦で、王者の内藤選手にジェイ・ホワイト選手が挑戦。
G1では内藤選手がジェイ・ホワイト選手に敗北を喫しているだけに、今度こそ勝つか?と期待が高まっていましたが、なんとまたもやジェイ選手の勝利。途中には安定の外道選手のアシストなどもあり、会場をイライラさせていましたが・・・。
ジェイ選手が気になっているのは、1,4のIWGPヘビー級王座挑戦権利証ではないかというコメントをしていました。よく考えればまだ26歳のジェイ選手は、USヘビー級、IWGPヘビー級、このインターコンチのベルトと3つものタイトル戦を制しているのですね。今後どう他の選手に絡んでいくのか、楽しみな存在になってきました。
来週からは「FIGHTING SPIRIT UNLEASHED」でアメリカ大会のあと、新潟、富山を経て10月14日は両国でビッグマッチ。IWGPヘビー級王座戦で、オカダ選手とSANADA選手の対戦があります。まだその他の試合内容は決まっていません。どんな風に試合が組まれていくのか、楽しみですね。