最近はライザップさんを筆頭に、パーソナルトレーニングジムが流行っていますよね。あれだけテレビCMをバンバン流されると、やはりちょっとその気になります。
「俺も短期間であれくらいやってやろうかな」みたいな気持ちがふと湧いてくる瞬間ってありますよね。
一方、昔からある普通のフィットネスクラブも相変わらず人気です。私はフィットネスクラブに通っていますが、老若男女問わず本当に多くの方が日々来ています。
一度もこのようなジムに通ったことがない方の場合、どちらを選べばよいのかいまいち分からないという方は結構いらっしゃると思います。そもそも違いがよく分からない、みたいな。
そこで今回は、パーソナルトレーニングジムとフィットネスクラブのメリット・デメリットをそれぞれ紹介してみます。
パーソナルトレーニングジムとは
まず、流行りのパーソナルトレーニングジムとは何なのか?一番大きな特徴は、専属のトレーナーがマンツーマンで付くということですね。
皆さんご存知の通り、ダイエットで一番重要なことは継続することです。ただ、多くの人間は自分を強烈にストイックに追い込むことはできませんので、どうしてもダレてきてしまいます。ダイエットや筋トレの三日坊主というのは、人生の中でほぼ誰もが経験していることです。
ダイエットが成功できない点はもうそこだけと言っても過言ではないので、成功させるために他人の力を借りようというのがパーソナルトレーナーの考え方ですね。
逆に言えば、多くの人は外からの強制力さえあれば、苦しいことでも継続してできるものです。我々はサラリーマンとして働いていますが、毎日定時に会社に行くということはある意味大変なことだと思います。あまりにも当たり前になりすぎて、大変だとは感じませんが。
これって、会社という強制力、賃金をもらう必要があるという強制力があるから継続できるわけですね。
苦しい食事制限を強制力で乗り切る
ダイエットも同じで、専属のトレーナーからの強制力があれば一気に継続しやすくなります。さらに、パーソナルトレーニングジムは基本的に料金が高いですので、高額を支払ったからには結果を出さなくてはいけないという強制力も働きます。
ライザップのCMを見ていると短期間でムキムキの体になっているように見えますが、実際にはたった2ヶ月では筋肉はほとんど成長しません。せいぜい10%程度しか大きくできません。
ですので、肉体改造の基本は「食事制限」になるんですよね。食欲というのは人間の根源的な欲求ですので、これを自力で抑えるのはやはり大変なんです。専属トレーナーと二人三脚で取り組むことにより、効率的でストイックな食事制限を実現し、その結果短期間であれだけ劇的な変化が実現できるわけです。
パーソナルトレーニングジムのメリットは、「専属のトレーナーが付くことによって強制力が付き、継続できること」に尽きると思います。もちろん、プロがその人に合った効率的な運動メニュー、食事メニューを考えてくれることも大きいですね。
とにかく料金が高い
一方、デメリットは先に挙げたとおり、「料金が高いこと」に尽きます。普通のフィットネスクラブの月額料の数倍、数十倍という金額です。なかなか気軽にはできません。
ただ、パーソナルトレーニングジムはそもそもそういう層は顧客としてターゲットにしておらず、「人生を変えたい」くらいの目的意識を持っている人をターゲットにしています。また、前述の通り料金が高く強制力が強くなることはメリットでもあるんですよね。なので、理にかなった仕組みになっていると思います。
最近だと、個人でパーソナルトレーナーをやっている方もいるみたいなので、こういう方を見つけてお値打ち価格で二人三脚でやっていく方法もありますね。
フィットネスクラブのメリット
フィットネスクラブのメリットは、「お手軽な値段で色々な施設を楽しく使え、楽しく運動できること」ですね。
お手軽と言っても平均月額1万円程度とそれなりの出費になりますが、パーソナルトレーニングジムに比べればお値打ちです。
フィットネスクラブの場合は、単にランニングマシンや筋トレマシン以外にも、スタジオプログラムやプール、お風呂なども利用できます。これが楽しくて通っている人も多いと思いますよ。
ただ、強制力は何もありません。自分の意志だけ。
ですので、ちょっと気が緩むと途端に通わなくなります。月額費だけ払い続け、休んでしまっている人がどれだけいることか(はい、私です。。。)
他のお客さんを見ても、正直に言ってだらしない体型をしている人も多いです。痩せることより健康維持目的の人も多いですからね。
ですので、デメリットとしては「自分の意志が強くないかぎり、結果は出にくい」ということです。
不思議なもので、痩せるため、筋肉を付けるために通い始めたはずなのに、気づいたら「まあ、健康維持には繋がっているからいいかー」なんて目的が変わっていたりするんですよ。人間っていそういうもんです。
まとめ
結局のところ、「どちらがいい」ということはありません。自分の目的に応じて決めるのがいいですね。ダイエットや筋トレなどの肉体改造に裏ワザはありませんので、自分と向き合ってどうすべきか決めることが大切です。