筋トレをして筋肉を付けたいと考える時、あなたはどこの筋肉を太くしたいと考えますか?
- 腹筋?
- 胸筋?
- 太もも?
筋肉をつけたいと思っている多くの男性が太くしたいと思っているのが「腕の筋肉」と「胸」です。
太くてガッシリした腕は女性からだけでなく、男性からの羨望も得ることができます。腕を曲げたとき、力こぶが盛り上がる腕はやっぱり羨ましいものです。お腹や太ももに比べて腕は露出される機会も多く、だからこそ腕が細かったり脂肪で柔らかそうな腕は何となく恥ずかしさを感じてしまうものです。
とは言っても、経験したことがある方は分かると思いますが、腕を鍛えるのってめちゃくちゃ難しいんです。頑張っても頑張っても実感できるほどなかなか太くはなりません。
今回はそんな腕の筋肉の鍛え方についてクローズアップしてみます。
腕の筋肉の構成
まず、腕の筋肉はどのように構成されているのでしょうか?
ご存知の方も多いと思いますが、腕の筋肉は「上腕二頭筋」と「上腕三頭筋」で構成されています。力こぶのほうが上腕二頭筋、それと対になっている腕の下側の筋肉が上腕三頭筋です。
腕を太くするためにはこの2つの筋肉を鍛えなくてはなりません。ただ実は意外なことに、上腕二頭筋よりも上腕三頭筋のほうが筋肉自体は大きいんです。
なので腕を太くすることを考えた場合、より大きな筋肉である上腕三頭筋を鍛えることをメインにしたほうがいいと言われています。(これは知らない方も多いのでは?)
腕の筋肉だけ鍛えるのは難しい?
上腕二頭筋と上腕三頭筋を直接的に鍛えるには、ジムで専用の器具を使うことをオススメします。ダンベルや腕立て伏せなどでも鍛えることはできますが、他の筋肉も使うことで目的の部位を追い込む前に他の筋肉の疲労で限界がきてしまうことが多いからです。
ただ、ここでネタばらしをしてしまいますが、実は腕の筋肉、上腕二頭筋と上腕三頭筋を直接的に鍛えることは非常に難しいです。特に筋トレ初心者の場合、他の筋肉が育っていない段階でここだけを追い込むのは非常に難しいものです。
胸や腹筋など他の部位の筋肉はそうでもないのに、腕だけ力こぶバッチリのガチガチの人ってあまり見たことがないと思います。
以前にも書いた通り、筋肉は大きな筋肉から鍛えていくべきなのです。上腕二頭筋、上腕三頭筋は体全体から見れば小さな筋肉なので、他の大きな筋肉が育っていない段階でここだけ育てるのは正直やや無理があります。
他の筋肉を鍛えれば腕の筋肉は比例して大きくなる
逆に言えば、他の大きな筋肉を鍛えていくと腕の筋肉は自然と大きくなっていきます。なぜなら、他の筋肉を鍛える運動の中で、自然と上腕二頭筋、上腕三頭筋を使ってしまう、追い込んでしまう運動は結構多いからです。
ボディービルの人たちの中でも腕だけのメニューはやらない人もいるそうです。効率が重要なので、どうせなら他の大きな筋肉も同時に鍛えられるメニューをやるからです。
ですので、まずは大きな筋肉である太もも、背中、胸あたりから鍛えていくのが良いです。そうすれば代謝の良い体が作れますし、体全体の基礎能力も上がってきますので、細かい筋肉を鍛えやすい体になります。
腕の筋肉、上腕二頭筋と上腕三頭筋を太くしたい人が陥る罠 まとめ
筋トレは筋肉を鍛える順番が重要。ショートカットして太くしたい筋肉のメニューだけをやっても結局は遠回りになってしまうので順序に忠実に実行することに尽きます。体のメカニズムを理解し、効率のよい筋トレを継続していきましょう。
また、筋肉を毎日見るということも視覚的なモチベーションを上げるのに効果的です。腕の筋肉や胸の筋肉が見えやすいタンクトップやスリーブレスなどを着用してトレーニングに臨むのもおすすめ。