ダイエット、筋トレ時の日々の計測は体重と体脂肪率で良いのか?

こんにちは!ミッド・インターナショナルの白木です。

ダイエットや筋トレを行うとき、「日々の計測結果」を記録する人は多いと思います。
理由としては、何かしら変化の推移を見ないとモチベーションが保てないからですねー。

ダイエットや筋トレはやっぱりつらいですし、継続する必要がありますので、何かの数字をモチベーションにするのは良い方法だと思います。

その際、多くの人が用いるのが「体重」であり、近年では「体脂肪率」だと思います。

私も体脂肪計測機能のついた体重計を使っていて、日々計測しています。
内臓脂肪とか骨格筋率とか、基礎代謝なんかも測れて便利ですよね。

ただ、実際にダイエット経験がある方には分かっていただけると思いますが、体重も体脂肪も日々変動してしまい、本当に減っているのかどうなのかイマイチわかりません。
特に体脂肪率の変化はバラバラですよね。

最初の3日で2キロ減って「順調だな」なんて思っていたら、一週間でスタート時の数字に戻ってしまう。
さらに、頑張って2週間継続したけど、数字は日々動いていて順調に減っているのか分からない。

そこで嫌気がさしてダイエットや筋トレをやめてしまう人も結構多いんです。

体重や体脂肪率に一喜一憂しない

このような経験をされた方にお伝えしたいことが2つあります。

1つは、体重は食事や呼吸(体内の水分量)や排泄によって常に2キロ程度は余裕で変化するということ。
もう1つは、体脂肪計の体脂肪(基礎代謝、骨格筋率など含む)の数字はあまり当てにならないということです。

この2点を理解しておくと、長い目で見てダイエットや筋トレに取り組むことができるのと、その他の方法での計測ということに目が向きます。

体重について

まず体重について。

あなたは運動後に500mlのスポーツドリンクを一気飲みしたことがあるでしょう。
私は中学校の部活の後とかは、1.5リットルくらい一気飲みすることもありましたよ。

で、当たり前の話をしますが、水1リットルの重さは1キロですよね。
水1リットルの重さを1キロと定義して単位ができたわけですから、そりゃ当然です。

つまり、1.5リットルのスポーツドリンクを一気飲みした場合、最低でも体重は1.5キロ増えているわけですよ。
厳密にはミネラルとか含まれている分、もうちょっとだけ増えているでしょう(誤差の範囲)。
たったこれだけの行動で、体重は大きく変わってしまうわけです。

一方、通常のダイエットで減らせる体重って、一ヶ月に2キロ痩せたら相当なものです。
半年で12キロ痩せてしまうわけですからね。
かなり厳しいダイエットと言えるでしょう。

こんな厳しいダイエットでも、一ヶ月2キロ減を30日で割ると、1日に減るのはわずか67gです。
コップ半分の水の重さよりも少ないわけですねー。

日々の誤差が大きい

もうお分かりだと思いますが、ダイエットや筋トレで増減する体重の数字は、日々の生活の誤差に比べてかなり小さいんです。
誤差が誤差のレベルではない。

なので、日々の記録で減っていく体重なんて、たまたま誤差が良い方に転んだだけなのです。
そんなに簡単に体重は減りません。

ダイエット時の体重の計測は、1週間に一度くらいでちょうどいいくらいです。
それでも誤差に振り回されまくりますよ。
一ヶ月に減らせる限界レベルの量と、1日に誤差で変化してしまう量がほぼ同じですからね。

ただ、ダイエットを半年レベルで継続していくと、やはりゆるやかに減っていくのが分かります。
誤差によって上下しつつも、きれいに右肩下がりのグラフが完成しますよ。

体脂肪率について

一方の体脂肪率。
これは単純な話、なかなか正確に測ることができないって問題があります。

例えば、体脂肪率は立って計測するものが多いと思いますが、一度体脂肪率を計測した後、今度はしゃがんで計測してみてください。
異常値が出るのが分かると思います。

また、一度計測した後、水分をたくさん取ってから測りなおしてみてください。
こちらも変化が見えると思います。

基本的に体脂肪計は体内に微弱な電流を流し、その跳ね返りを計測して数値を導き出しています。
これで簡易的に体脂肪率が計測できるわけですが、あくまで目安の数値でしかないんですよね。

これに体重と同じく日々の誤差が生まれますので、正直なところあまり当てになりません。
体重と同様、6ヶ月程度のダイエットであれば減少傾向は見て取れますが、体重以上に誤差の上下が激しいグラフになります。

なので、体脂肪の数値にはあまり一喜一憂しないほうがいいですね。
体脂肪計メーカーさんの戦略に乗せられないほうがいい(笑)

その他の変化も含め総合的に見る

「体重や体脂肪の誤差が大きくてアテにならないことは分かった。じゃあどうすればいいの?」

ここに明確な答えはありませんが、あらゆる方向から総合的に見ていくのが良いと思います。
具体的には以下の様なところで変化を確認できますよ。

  • ・お腹周りの写真を週一くらいで撮影する
  • ・メジャーでお腹周りや太ももなどの数値を計測
  • ・筋トレの場合、負荷の重さや回数など(20キロで10回できるようになった、とか)
  • ・ダイエットの場合、歩ける、ジョギングできる距離やタイム

気軽に計測しやすい体重や体脂肪率に縛られがちになりますが、その他にも変化を確認できるものは色々あります。
ただ、どれも1日ごとの変化が分かるものではありませんので、体重や体脂肪率を含め、長期的に色々な指標を参考にしていくのが良いと思います。

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