30代になると脂肪が落ちにくい？
ダイエットに挑戦して失敗する人は世の中にたくさんいます。特に、30代以降のダイエットでうまくいかずに悩んでいる人が多いようです。
テレビやネットなどの情報で「30代になると脂肪が落ちにくくなる」なんて情報を聞いたことはないでしょうか？これは本当なのでしょうか？
20代から基礎代謝は低下し始めている
実際、30代になると若いころよりも基礎代謝が低下しますし、代謝する能力自体が低下します。そもそも「代謝」とは、人間の体の中で色々な化学反応を起こして生命維持していくことを言います。脂肪を燃やしてエネルギーに変えることも代謝ですし、外から取り入れた物質をエネルギーに変換することも代謝です。
「基礎代謝」とは、特別な運動をせず、普通に生きていくだけで消費するエネルギーを指します。心臓を動かすのにもエネルギーを使いますし、立っている、座っているだけでもどこかしら筋肉を使っていて、つまりはエネルギーを使っています。
基礎代謝は10代後半がピークで、その後は年齢を重ねるごとに低下していきます。これが老化ですね。20代から老化とか怖いですね。ですので、厳密に言えば20代から既に脂肪が落ちにくくなっていくんですが、その現実を実感するのが30代になった頃なんでしょう。私の実感としても、30歳を過ぎた頃から体の中身が変わったような気がしています。
ダイエットの基本的なメカニズム
ダイエットの基本は皆さんよくご存知の通り、摂取カロリーよりも消費カロリーを増やすことです。そして、消費カロリーを分解すると、基礎代謝で消費するカロリーと、運動によって消費するカロリーがあるわけです。
ですので、ダイエットを成功させるときにやるべきことは3つです。
- 摂取カロリーを減らす
- 運動をして消費カロリーを上げる
- 基礎代謝を上げる
もちろん、カロリーだけでは人間の体のメカニズムは全て語れないんですが、基本的にはこの考え方でOKだと思います。この中で、自分に合っている方法を探していくのがいいです。もちろん、並行して進めていくと効果的です。
痩せるよりも、ガッチリ筋肉質を目指したほうがいい？
食べる量を減らせられれば話は早いんですが、なかなかそれは上手くいかないですよね。なので、まずは同じカロリーを摂取するとしても、炭水化物や糖分を減らしてタンパク質を増やすところから始めると良いと思います。そうすれば、筋肉がつきやすくなり基礎代謝を上げられる可能性があります。
ごはんやラーメンよりは肉や魚、清涼飲料水ではなく牛乳や豆乳を飲む、といった感じでしょうか。肉の脂身はタンパク質でなく脂質なので控えめに。
・ごはん、ラーメン → 肉、魚
・清涼飲料水 → 牛乳、豆乳
その上で適度な運動をし、筋肉量を上げて基礎代謝を上げるのがいいです。元々太めの方は、一気に痩せることを考えるより筋肉質になることを考えたほうがスムーズだと思います。そうすれば食べる量を減らさなくても実現可能ですし、筋肉質でガッチリした男性が好きな女性は多いですから。
現在の自分の年令や体型、ダイエットのメカニズムから自分のゴールを見つけ出すことが重要です。
