通称1.4(イッテンヨン)で知られる、新日本プロレスの毎年恒例のビッグマッチ『WRESTLE KINGDOM 11 in 東京ドーム』が、行われました。
どの試合もベルトを賭けたマッチが続き、メインをたくさん見ているような試合内容でした。
私もいつもの新日本プロレスワールドのライブ配信で観戦しておりました!
個人的に楽しみにしていたのがIWGPジュニアヘビー級選手権の高橋ヒロム選手 VS KUSHIDA選手と、セミファイナルのIWGPインターコンチネンタル選手権の内藤選手 VS 棚橋選手の2試合。
どの試合も相手に容赦なくダメージを与え続ける、手加減なしの内容できわどい内容でした。
ジュニアヘビー級の結果は、挑戦者の高橋ヒロム選手が見事、IWGPジュニアヘビー王者になりましたね。
昔から「ケンカマッチが好き」といっていただけあって、最後はKUSHIDA選手と「気合」比べが出る部分も。
高橋選手の決め技、時限爆弾で勝利しました。
ジュニアヘビーならではの身体能力を活かし両者の攻防は、見ごたえ満点でした。
そして1.4までの「あおり演出」を一番頑張っていたのではないかと思う、内藤選手。
ファン投票を根に持っていましたが、今回は見事に防衛を果たしました。
しかし、内藤選手の技、得意ポーズをマネして挑発するなど、「悪い」棚橋選手も。
どちらも爆弾を持っている膝を集中的に攻撃し、立ち上がれないほどフラフラの状態。
最後はデスティーノで、内藤選手が勝利しました。
ちなみにロス・インゴベルナブレスのグッズはすぐに会場でも売り切れるようです。
過去の棚橋選手へのあこがれから、制御不能キャラに変貌を遂げ、今は争い合う仲になったという背景を嫌というほど押す演出でした。
おかげで、ベビーフェイスだったころの内藤選手を久しぶりにみることができました。
新日本プロレス 棚橋弘至「E」半袖Tシャツ(ブラック×レッド)
昔はスターダストプレスという、難易度の高い決め技を持っていたのです。
しかし、あえて相手選手が避け、失敗するというのがお約束だったことを思い出してしまいました・・・。
毎回膝を強打する自爆ぶりは、見る人を切なくさせていたのに。
人は変わるのだなあとしみじみ。
今回圧巻だったのは、オカダ選手 VS ケニー・オメガ選手が戦ったメイン「IWGP戦」です。だいたい30分位で決着をつけるのに、46分間もの間フィニッシュホールドを出しまくっては返すという、史上まれに見るスタミナ戦でした。
「もう終わらせてあげてーー」と叫びたくなるような、壮絶な試合ぶり。
どんなに技を食らっても、食らっても返すオカダ選手を「ゾンビ」と表現されていました。
とにかく絶対に倒れない気迫は、オカダ選手がエースであることを認めざるを得ません。
対するケニー・オメガ選手も、ダメージを受けているのに、どこからともなく技を繰り出す魔術師ぶりがすごかった。
解説のミラノコレクションATさんは、10代のオカダ選手のコーチをしていたこともあって、彼の成長ぶりに感涙してしまうほどの内容でした。
もうこれは2017年のベストバウトでも良いのではないかと思うような、とんでもない試合です。
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いやー1.4は面白かったです!
今後の試合展開も楽しみです。
余談ですが、1.4はゲストが他分野からもたくさん参加しています。
今回はサッカー解説者の松木安太郎さんが、解説席に座っていました。
ちなみにプロレスはまったく初めて見るとのこと。
試合のことを「ゲーム」と、サッカーのように表現してしまう点が微笑ましかったです。
今年もプロレスが楽しめる!と思った1.4でした。