【目次】
股擦れには症状が2種類ある
男性女性問わず、バスケ、サッカー、スケートなどのスポーツ選手や体型がぽっちゃりしている方、歩くたびに太ももと太ももがスレてしまう方に共通するお悩みが「股ずれ」です。「股ずれ」と一言で言ってしまいますが、実は大きく分けて「股ずれ」には2つの症状があります。
1.皮膚のトラブル「股ずれ」
まず1つは皮膚(肌)と皮膚(肌)の摩擦によってスレたところに炎症が起こる皮膚の「スレ」、皮膚トラブル。ひどい場合は肌がただれてしまい、歩くことも出来ないぐらい激しい痛みを伴います。
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「皮膚トラブル」と聞くと軽症に思いがちですが、股ずれは非常に深刻な問題です。スポーツ選手が股ずれを放置すると、成績や進退はもちろん日常生活にも悪影響を及ぼします。
【皮膚トラブル、股ずれの症状】
・太ももやワキが赤くなって皮膚がむける
・太ももやワキにかゆみを感じる
・太ももやワキがヒリヒリ痛む
2.パンツ、ズボンが破れる「股ずれ」
そしてもう1つはズボンの太ももの内側がこすれて擦り切れ、穴が空いてしまうズボンとズボンの「スレ」。ズボンに穴が空いてしまうと当然そのズボンはもう穿けなくなってしまいますので、肉体的な痛みはなくても経済的な痛みがツライところです。
ビジネススーツの場合、スラックスパンツの股に穴が空いてパンツだけがダメになってしまい、スーツのジャケットばかり増えてしまうという人もいらっしゃるのでは?
肉体的にも経済的にもとっても痛い「股ずれ」が起きる原因はどちらも同じ「スレ」ですが、この2つの「股ずれ」解消方法は別々に考える必要があります。
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ということで今回は、股ずれになりやすい人、股ずれの原因、対処方法などについてご紹介します。
股ずれになりやすい人はどんな人?
- スピードスケート、競輪選手など太ももが太い人
- ぽっちゃり体型、肥満気味の人
- 内股気味の人
- X脚の人
- ロードバイク、自転車によく乗る人
肌擦れの原因とは?股ずれがなぜ起きるのか?
股ずれが起きる原因はご説明するまでもないかもしれませんが、歩くなどの運動によって太もも内側の肌と肌がこすれるためです。太ももが細い人は肌と肌がふれあいませんので摩擦も起きません。
ですが、太っている人や競輪選手などは太ももが太いため、歩くたびに肌と肌がこすれて摩擦が起きます。人は1日に約5,000歩~10,000歩は歩きますので、5,000回~10,000回も肌と肌がこすれれば、何かしら皮膚に症状が起こるのは当然ですよね。
ということは、1ヶ月で15万回~30万回の摩擦です。年間で考えるとさらにスゴい摩擦回数に!!
【摩擦回数】
・1ヶ月:15万回~30万回
・12ヶ月:180万回~360万回
太ももの内側は湿気が溜まりやすく温度も上がりやすいので、湿気と温度でズボンの生地がダメージを受けやすい状態になっています。(男性はとくにボクサーパンツやブリーフ内(股間)が蒸れやすい状態に・・・)
皮膚の股ずれ防止方法、スパッツ対処法
つまり摩擦が減らせれば股ずれの症状は軽減しますので、究極的には太もも痩せ、部分痩せが一番の対処法!・・・とはいえ、そんなことはそう簡単にはできません。「部分痩せ」、特に太ももの部分痩せは難しいので、ダイエットをして全体的にスリムになれればいいですが、それが出来れば誰も苦労していません。
ということで、いますぐ一瞬で強制的に太もも自体を細くする方法をご紹介します。
一瞬で強制的に太もも自体を細くする方法
「キツめのスポーツインナーかスパッツを穿く」です。スパッツをはいている間は太ももがキュッと細くなりますので、太ももと太ももの摩擦から開放されます。
ただそのぶん、太ももの締めつけ感はどうしてもありますので、締めつけに慣れないと違和感がかなりありますし、日常的にスパッツを利用するのはなかなか難しいところ。とくに暑い夏にスパッツを穿くなんてとんでもないですよね。
ですので、年中使えるお手軽な股ずれ予防は風通しを少しでもよくするという意味で、男性ならステテコやズボン下を普段から着用するという方法がおすすめです。
スパッツやタイツは摩擦が多くなるスポーツ時だけでも、股ずれ予防のために穿いておくといいです!せっかくダイエットのためにウォーキングをしても、股ずれを起こして体を痛めてしまったら、ウォーキング自体が続かないです。
対策をしていても股ずれしてしまった時の対処方法
歩くたびに股と股がこすれてしまうので、「股ずれ」は放っておいてもなかなか治りません。歩くたびに肌がこすれることで、症状が悪化してしまうことも・・・。対策をしていても股ずれになってしまった場合、できるだけ早く以下の対処をしましょう。
病院、皮膚科へ行く
股ずれの症状がヒドい場合、すぐに皮膚科へ行きましょう。症状に合わせた外用薬などを処方してもらえます。放置していると悪化する恐れがありますので、出来るだけ早く受診しましょう。治療せずに股ずれを放置した場合、陰部や肛門周辺に細菌感染が広がってしまうリスクも・・・。
患部を清潔にする
患部からバイ菌が入らないよう、出来るだけ清潔に保ちます。患部を洗った後は消毒をしたり、肌と肌が直接こすれないよう、場合によっては絆創膏、傷パット、ガーゼを貼りましょう。
患部を冷やす
保冷剤をタオルやハンカチでくるみ、患部を冷やしましょう。痛みやかゆみは冷やすことで和らぎます。同じ部位を冷やしすぎると凍傷になる危険もありますので、冷やしすぎには注意してください。
衣服と素肌の摩擦軽減を考える
皮膚がダメージを受けて炎症を引き起こすのは、衣服と素肌の間で摩擦が起きているから。ですので、その摩擦係数を減らせばダメージを軽減できると言えます。
1.皮膚保護クリームなど滑る軟膏を太ももに塗って摩擦を減らす
※ミッド・インターナショナルは皮膚保護クリーム「プロテクトJ1」の正規販売店です
肌がすでに炎症を起こしている時は皮膚科で診てもらって薬をもらうのが一番ですが、股ずれの予防であれば、ベビーパウダー、ワセリン、ニベアがおすすめ。
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2.摩擦が起きにくい材質の服を選んで摩擦を減らす
衣服の内側がシルクのようにスベスベで、摩擦が起きにくい材質の服を選びましょう。
ズボンの穴あき(股ずれ)防止法、対処方法
ズボンの穴あきを防ぐためには、同じパンツを繰り返し穿かないこと。パンツのお休み日「休パンツ日」を作ってあげることです。特にスラックスパンツは毎日穿いてしまいがちですが、パンツ2本を交互に穿いたほうがパンツのダメージは減らせます。
仮に出張先で洗濯が出来ない場合は風通しの良い所に一晩パンツをかけておくだけで、パンツの湿気がとれて生地が傷みにくくなります。
またスーツを新調する時はツーパンツスーツを購入するなど、最初から複数本同じズボンを買っておくのもおすすめ。2本、3本同じパンツがあれば汚れた時の洗い替えにも便利ですし、股に穴が空いてしまっても翌日困ることがありません。
大きいサイズのミッドでは股ズレ軽減シック付きパンツを多数取り扱っています。
パンツは最悪買い替えればいいですが、肌の擦れは本当にツラいです。痛みに苦しむ前に皮膚を保護するクリームを塗って肌を保護してあげましょう!
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股ずれの原因を理解し、皮膚とズボンの「スレ」と上手く付き合っていく方法を是非試してみてください。
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