日本の秋は自然や食物たちに彩られてとってもにぎやかな季節ですよね。1年の中でも最も美味しく食べられる「旬の味覚」がたくさん収穫されています。秋の味覚は栄養効果の高い食材が豊富ですので、食材の成分や特徴などを知っておくことでおいしいものを食べながら健康な体作りができるチャンス!
ダイエット効果の高い秋の食材
■しいたけ(旬の時期は9月上旬~11月下旬)
食物繊維/鉄/カリウム/ビタミンB1,2 D
しいたけは生と干したものがあり、とくに干ししいたけは天日で干すことによりビタミンDが生しいたけの10倍もUP。そのため干ししいたけの方が栄養価が高くおいしい!と言われています。さらにしいたけに含まれているビタミンDは歯や骨を丈夫にするだけではなく体の代謝も活性化させてくれます。低カロリー食材なのでたくさん食べても太りにくいです。
美味しいしいたけの選び方
- ・かさの裏が白いもの
- ・軸は太くて短いもの
- ・肉厚なもの
■さといも(旬の時期は9~12月)
食物繊維/カリウム/ビタミンB1
さといもの主成分はでんぷん質ですが、芋類の中では水分が多いので低カロリーです。里芋独特のぬめりは免疫力を高め、カゼ予防やガン細胞の増殖を抑制する働きがあると言われています。そして体内の余分な塩分を排出し、むくみや高血圧を防ぐカリウムや体内の余分なコレステロールや毒素を排出してくれる食物繊維も多く含まれています。
美味しいさといもの選び方
- ・泥つきで皮に適度な湿り気があること
- ・手に持った時にずっしり重く指で押してもかたいこと
- ・茶色でヒビ割れていないもの
■りんご(旬の時期は9月上旬~11月下旬)
カリウム/ペクチン/食物繊維/ポリフェノール
諺に「1日1個のりんごは医者を遠ざける」とあるように、りんごには人間の体にとって良い効果があります。例えば、ストレスの大きな原因である自律神経の乱れを正常に戻し、病気や疲労を減少してくれる働きがあります。りんごの皮に含まれるペクチンは乳酸菌を増殖させ整腸作用があるのでデトックス効果が高く、体の中に溜まった老廃物を排出してくれる効果が期待できます。
美味しいりんごの選び方
- ・つやつやしていないもの ※りんごの糖分が表面に出てしまっているので味気ない
- ・ツルが太いもの
- ・お尻まで色づいているもの
旬の秋食材を使ったダイエットレシピ
しいたけとツナのチーズ焼
【材料】 2人前
- しいたけ 大6個
- ツナ缶 1個
- マヨネーズ 少々
- 醤油 小1/2
- 塩コショウ 少々
- とろけるチーズ 適量
【作り方】
- 1.しいたけの軸を切る
- 2.器にツナ缶を入れ調味料を入れ混ぜる
- 3.オーブントースターの皿に1のしいたけの内側の白い部分が上をむくようにのせる
- 4.2を3にのせ、とろけるチーズを上からかける
- 5.チーズがこんがり色付くまで約5分~8分焼けば出来上がり
肉厚のしいたけを選ぶと食感が出て満腹感を味わえます。またマヨネーズや調味料を極力減らし、ツナ感缶もノンオイルを選ぶことをオススメします。
さといものクリームシチュー
【材料】 5皿分
- さといも 4個
- ベーコン 200g
- 玉ねぎ 1個
- コーン缶 130g
- 市販のシチューの素 95g
- 水 800cc
- 油 適量
- 塩コショウ 適量
- パセリ お好み
【作り方】
- 1.さといもは皮をむき食べやすい大きさに切ります
- 2.1に塩(大1/2くらい)をふってもみ、水ですすぎ、さといものぬめりを取ります
- 3.ベーコン、玉ねぎは幅1cmくらいにカットし、コーンと水分を分けておきます
- 4.温めた鍋に油を入れベーコンと玉ねぎを中火で炒めます
- 5.4に水とコンソメを入れさといもに火が通るまで煮ます
- 6.シチューの素を入れ、塩コショウで味をつければ完成です
- 7.お皿に盛り付けお好みでパセリをふりかけてください
じゃがいもよりもローカロリーなさといもを使うことでいつもよりヘルシーな仕上がりになります。さといも本来の甘みを強調させたい場合はベーコンの枚数を減らして玉ねぎの量を増やすとさらにダイエット効果の高いシチューに仕上がります。
旬の食材を普段の食事に上手に取り入れて、美味しく食べながら健康管理に気をつけたいですね。