例年5月末~7月半ば頃まで続く梅雨。
2024年の梅雨は、平年よりも遅く、短い予想がされています。
雨が降るだけでなく、湿度が高く蒸し暑い天候が多い梅雨は、つい気分まで下がりがちに。
今回は、そんなジメジメとした梅雨を快適に乗り切るための「湿気・雨・暑さ」の対策方法や、梅雨に大活躍するアイテムをご紹介。
梅雨を快適に過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてください。
梅雨はなぜ起きる?
梅雨は梅雨前線が停滞することによって起こります。
梅雨前線とは、南からくる暖かく湿った空気をもった太平洋高気圧と、北にある冷たい空気をもったオホーツク海高気圧がぶつかり、発生。
どちらも踏ん張り合い、梅雨前線が停滞するため、長期間、雨などの悪天候が続きます。
また、梅雨前線は北海道に行く前に消えることが多い為、北海道に梅雨は無いとされていますが、6月ごろに雨の日が多くなる「蝦夷梅雨(えぞつゆ)」が発生します。蝦夷梅雨は一般的な梅雨と似たような気候になるため、北海道に住んでいる方もしっかり対策をするのがおすすめ。
梅雨の湿気対策
湿度は、空気の中に含まれる水分量が多くなればなるほど高くなるもの。
梅雨は雨も降るため、空気そのものに含まれる水分量が多くなり、より湿度が高く感じます。
湿度が高くなると、体がベタベタして過ごしにくいだけでなく、カビが発生するなどの原因にも。湿度が気になるときにするべき湿気対策をご紹介します。
換気をする
激しい雨が降っていないときは、こまめに換気するのがおすすめ。
一見、外の湿気が室内に入り込み、湿度が上がってしまいそうですが、雨の日は外よりも室内の方が高湿になっていることも。
換気ができそうなときは、こまめに換気してみてください。
サーキュレーターや扇風機を使う
サーキュレーターや扇風機を使い、空気を循環させることで、室内のジメジメした不快感が軽減されます。
また、梅雨の時期になると、必ずと言っていいほど悩みの種になるのが洗濯物の生乾き。乾くのに時間がかかると、部屋の湿度が上がったり、生乾き臭発生の原因にも。
風を当て、素早く乾燥させることで生乾き臭の予防ができます。
更に、乾燥の効率を上げたいときは、洗濯物が乾きやすくなるハンガーやグッズを使うと、より早く乾かすことができます。
除湿器やエアコンのドライ機能を使う
上記を試しても湿気が気になる、という場合は、除湿器やエアコンを使うのも効果的。
エアコンで除湿する際は、暑さが気になる場合は冷房除湿、部屋を冷やしたくない場合は再熱除湿を選ぶのがおすすめ。
その日の気温に合った方法を選んでみてください。
雨の対策
雨が降ったり止んだりを繰り返す不安定な気候が続く梅雨には、しっかり雨対策をするのも重要。
雨をしのぐには、傘や長靴、レインスーツ(カッパ)などを使用するのが基本です。また、持ち運びやすい折りたたみ傘も、一つ持っておくと重宝します。
また、雨が強く降っている際は、雨具のほかに、ハンカチやタオルを持っておくのがおすすめ。
身体についた水をサッとふき取ることで、ベタベタ感を軽減できます。
梅雨の暑さ対策
梅雨は、雨が降っていても気温が高くなるため油断は禁物。湿度が高く、汗が蒸発しにくいため、体に熱がこもり、熱中症になる可能性も高まります。
体調を崩さないためにも、しっかりと対策しましょう。
接触冷感や速乾性のある洋服を身に着ける
ジメジメした暑さには、ひんやりとした着心地の「接触冷感」や、汗をかいても乾きやすい「速乾性」のあるインナーやトップスを着用するのがおすすめ。
クールグッズを使う
暑さが厳しいときは、冷感機能のあるクールグッズを使って、体の熱を冷ますのが効果的。
アイスリングや、クールタオルなどの冷感グッズで太い血管を冷やすことで、血液の温度が下がって体温を効率よく下げられます。
また、ハンディファンやうちわ、扇子などを使って体に風を送ると、体から熱気が放出されるため、冷感グッズと合わせて使うのがおすすめです。
ジメジメした梅雨を乗り切れるよう、今回ご紹介したグッズや、対策方法をぜひ試してみてください。