「もしかして俺、におってる？」
女性社員たちの反応を見てそんなことを感じてドキッとしたことのある方は多いと思います。男性、女性関係なく年齢と共にどうしても出てくるニオイ。そう「加齢臭」です。
自分のニオイにはなかなか気がつけない
「まぁ俺には今のところ関係のない話だな」
と思っているそこのあなた。危ない！危なすぎます！加齢臭の怖いところは、自分ではニオイに気づかなかったり、心地良い匂いだと感じてしまうところにあります。周りの人は態度に出さないだけで、「この人臭いなぁ」なんて思っているかもしれません。。。
加齢臭とは直接関係ありませんが、口臭のキツイ方ってたまにいらっしゃいますよね？
「こんなに口が臭いのによく堂々としゃべっているなぁ・・・」みたいな。
結局、口臭も自分では気づくことができないんですよね。周りの人も、「クサい」というのはなかなか指摘できるものではありません。実は私の母は結構口臭がきついんですが、私が指摘するまでの50年間あまり実感していなかったということです。
「何となく周りの反応でそんな気もしてたけど、そこまでひどいとは思わなかった」と言っていました。それくらい、「自分が臭い」ってことは気づけないし、信じたくないものなんですよね。周りもどうしても指摘しづらくて、「◯◯さんはくさい」なんて影でレッテルを貼られるのがオチです。
そうなる前に自分で対策をしてみませんか？
「加齢臭」とは？どんなにおいなの？
そもそも「加齢臭」とは何なのでしょうか？また、どんなにおいなんでしょうか？
加齢臭とは、中年以降の男女にみられる特有の体臭の俗称です。加齢とともに、「2-ノネナール」という物質が体から発せられるようになり、それが匂いの元となっているとの研究結果が出ています。
においの質としては、
・ろうそく
・チーズ
・古本
のようなにおいです。
もちろん個人の体臭と混ざり合うので、実際には人それぞれにおいは異なってきます。
加齢臭が始まる年齢と原因
加齢臭が始まる年齢としては、男性は40代以降、女性は閉経後に増加傾向だと言われています。加齢臭の原因としては、当然ですが「加齢」です。人間は年齢とともに体のバランスが変わってきますので、分泌される物質も変わってきます。
成長期に身長が伸びる成長ホルモンが分泌されるのと同様、年齢とともに前述の「2-ノネナール」が分泌されるようになります。ですので、加齢臭の原因を元から防止するのは難しいでしょう。
「加齢臭」は最近生まれた言葉？！
「加齢臭」という言葉自体は2000年代になってから生まれた言葉ですが、実際には昔からある現象です。自然現象ですので、まずはその事実を受け止め、「予防」「対策」をしていくことが重要になります。
ちなみに、自分の加齢臭を確認するには、成分が分泌されやすい「耳の後ろ」を濡れたタオルやティッシュなどで拭き取ってにおいを嗅いでみたり、「枕のにおい」を嗅いでみるのが良いと言われています。
しかし、前述の通り自分のにおいはくさいとは思えないんですよね。。。なかにはせっかく奥さんに指摘してもらえたのに、「俺はくさくない！」と怒ってしまう旦那さんもいるみたいですが、滅多に指摘してもらえないので、もし指摘されたらむしろ、「ありがとう」と感謝の言葉を言うべきかもしれないです。
加齢臭の予防方法「体を洗う」
加齢臭の予防方法としては、まずはお風呂で丁寧に体を洗うことです。これは加齢臭だけでなく、体臭予防にもなります。夏場はシャワーだけで済ませてしまう方も多いと思いますが、湯船に浸かることも効果的です。が、一つ気をつけることは、あまり体をゴシゴシ洗い過ぎないということです。
においを気にするあまり、気になる部分をゴシゴシ洗ってしまいがちですが、逆効果になってしまうこともあるみたいですので、毎日優しく洗うことが一番良いそう。
加齢臭の予防方法「食事」
次に、「食事」です。こちらも体臭予防と同じなんですが、脂っこい食事を避け、和食中心の食事にしたほうが良いと言われています。とは言え、こんな事は誰もが分かってはいるんですが、なかなか実行できるものではありませんよね。
これができるのであれば加齢臭や体臭問題はもちろん、ダイエット問題で困る人もいなくなるでしょう。。。できないから誰もが悩んでいるんです。私も脂っこいものは大好きです（笑
実は加齢臭などの体臭は、本人から直接出ているニオイ以上にその人の着ている衣服に付着して溜まっているニオイがきつい場合が多いんです。
特に、なかなか洗えないスーツや帽子なんかは加齢臭の溜まりやすい箇所ですね。そのようなにおいの気になるものに「シュシュッ」とスプレーすればOK。夜、寝る前にシュシュッとしておくと効果的です。
いくら自分自身をバッチリ加齢臭対策しても、衣服ににおいが溜まっていたら意味がありません。明日から「無臭の俺」「いいニオイの俺」を手に入れてみませんか？
