【目次】
・夏の暑さを軽減する吸汗速乾、ドライ素材とは?
・使える吸汗速乾アイテムの条件とは?
・本当に使える吸汗速乾Tシャツ・ポロシャツ・ワイシャツ
年々、気温・湿度ともに上昇傾向にあり、亜熱帯化が進む日本列島。6月以降は徐々に気温が上がり、ジメジメとした湿気も増え、汗をかきやすい時期に突入します。
特にここ最近の日本の夏は連日猛暑日だったりで大量に汗をかき、体中がベタベタ。不快感が増して余計に暑さを感じやすくなっています。日本独特の湿気を含むジメジメとベタベタの解消に欠かせないのが「吸汗速乾・DRY素材」使用した洋服。
最近はよく「吸汗速乾機能あり、DRY」という商品表示を目にしますが、実際に吸汗性や速乾性といった機能を見た目から判断するのは困難です。
機能性ありの商品は値段もそこそこするので、出来ることならば失敗はしたくないもの。
そもそも吸汗速乾機能ってどんなもので、どんな効果があるのか?素材の特徴をしっかり理解して本当に使える吸汗速乾アイテムを選びたいものです。
そこで、猛暑や湿度の高い季節に本当に使える吸汗速乾Tシャツ、ポロシャツをご紹介します。
夏の暑さを軽減する吸汗速乾、ドライ素材とは?
ここ最近よく目にする「吸汗速乾・DRY素材」の洋服。そもそも吸汗速乾素材とはどんなものなのでしょうか?
その名の通り、吸汗=汗を吸い、速乾=素早く乾くが吸汗速乾素材です。吸汗速乾素材は、衣類内を常時ドライな状態に保ってくれます。そのため、汗をたくさんかいた後でも汗冷えを防止し快適な着心地が継続されます。
吸汗速乾・DRY素材はポリエステルのものが多く、その割合が高いほど速く乾く傾向があるのも特徴です。実は吸汗速乾やDRY素材はシワになりにくい、型崩れを起こしづらいといったポリステル素材特有のメリットがあり、カジュアルなアイテムだけでなくビジネスシャツやビジカジアイテムにも広く使われています。
吸汗速乾素材のワイシャツ・ビジカジポロシャツ
使える吸汗速乾アイテムの条件とは?
特に気温や湿度の高い日に感じるジメジメとした不快感を軽減するには、吸汗速乾素材の中でも以下のようなポイントに的を絞って選ぶのがおすすめ。
- ドライ感
- 通気性
- 軽量感
1.ドライ感は着心地の良い肌触りを作り出す
吸汗速乾機能の中で最も効力を発揮してほしいのがドライ感。DRY感の特徴はサラリとした肌触りと爽やかな触感、そして速乾性です。
ドライタッチによく使われる生地はポリエステルが多く、生地全体が汗を吸いやすい編み方になっているので汗がすぐ乾くという特徴があります。そのため汗をかいてもベタベタとした感触が残りにくく服と肌の接触面もサラサラしているので着心地の良さが持続します。
ポリエステル素材のドライ感ありのTシャツ
2.通気性は清涼感を作り出す
暑さに耐えきれず汗をかいてしまうのはいたしかたないこと。問題は汗をかいたあとです。素材によっては汗を吸わず、背中や脇、首回りなどにしたたる汗が衣類に接触し、ベタベタとした不快感に襲われることがあります。
その逆に汗をかいてもすぐにサラサラとした肌触りを取り戻す生地もあります。この違いは「通気性」によるものです。
通気性の良い素材は風を通しやすいので清涼感を得やすいのが特徴です。汗をかいても風を感じやすいので通常よりも涼感を増すことができます。通気性が良いアイテムを選ぶ時のポイントは2つ。
通気性の良いアイテムを選ぶポイント
- 風通しの良さ
- 心地よい肌触り
この両方を兼ね備えている素材が「メッシュ素材」。サラリとした肌触りで蒸れを感じにくいのでスポーツウェアの素材にもよく使われています。通気性の良さは見た目でもわかりやすいので生地に手を差し入れてみて、透け感を確認するのがおすすめ。
メッシュ素材
下の画像のように少しだけ生地を伸ばしてみて、生地の下にあるものがどれぐらい透けて見えるかなどで比較をするとわかりやすいです。ぜひお試しください。
メッシュ素材で通気性ありのアイテム
3.軽量感は快適さを作り出す
重い荷物を持っていると体への負担が大きいように着用している衣類にも同じことが言えます。たった数十グラムの違いでも1日中着用しているとそれなりに負担を感じるものです。
体に重みを感じると疲労感が増し、何をするにも労力を多めに費やしてしまい体が余分に熱量を発します。そのせいで通常よりも暑さを感じやすくなったり、汗をかきやすくなったりもします。
ですので衣類も軽量感のあるものを選ぶと体への負担を軽減し、快適な着心地を感じることができます。軽量感のある素材は通気性を兼ね備えているメッシュ素材やドライ素材になります。
そこで本当にメッシュ素材は他の素材より軽いのか?吸汗速乾機能付きのメッシュ素材と、そうでない素材を使用したポロシャツの重さを比較してみました。画像左側がメッシュ素材、右が鹿の子素材です。同じ3Lサイズを使用して重さを測りました。
- メッシュ素材ポロシャツ:218g
- 鹿の子素材ポロシャツ:285g
メッシュ素材ポロシャツの方が67gほど軽い結果でした。軽い = 通気性も良い = 汗をかいても早く乾く、という式が成り立つので、この差が汗をかいた後の速乾性を左右します。
メッシュ素材ポロシャツ
鹿の子素材ポロシャツ
右側の鹿の子素材ポロシャツもメッシュ素材ポロシャツほどではありませんが、通気性が良いとされているポロシャツです。暑さ対策としてはかなり優秀な素材です。肌触りや着心地なども加味した上で自分にあった軽量感のある素材を選択するのがベストです。
ハニカムメッシュ素材
DRYメッシュ素材
おまけの4.消臭・抗菌機能があればなお良し
直接的に吸汗速乾機能と関係はありませんが、吸汗された汗の臭いを防臭、消臭、抗菌してくれる機能があればなお良し!です。特にコロナ禍では「抗菌性」のアイテムは安心して着用ができます。
消臭テープや消臭機能がほどこされているアイテムは、抗菌作用で雑菌が増えることにより発生してしまう嫌な臭いを抑えてくれます。吸汗速乾アイテムを着用しているから自分自身は着心地がよく快適でも、吸汗された汗の臭いが残り周囲に不快感をもたらすことも。
吸汗速乾アイテムを選ぶ際には消臭・抗菌効果のあるものや消臭テープ付きのものを選ぶのがおすすめです。
接触冷感・消臭・抗菌
接触冷感・消臭・抗菌
本当に使える吸汗速乾Tシャツ・ポロシャツ・ワイシャツ
吸汗速乾・DRYアイテムを選ぶポイントは、
- ドライ感
- 通気性
- 軽量感
ということがわかりましたが、でも実際に自分で比較や検証するのは難しいし面倒ですよね?
そこで吸汗速乾アイテムについて数々の検証実験や比較実験をしてきたMIDスタッフが本当に使える吸汗速乾アイテムをご紹介します。
本当に使える吸汗速乾アイテム1 ポロシャツ
ビジネスシーンでもタウンユースでもとにかく暑い季節に1枚持っていたいのがメッシュ機能ありのB.Dポロシャツ。速乾性と消臭機能付きメッシュポロシャツは、ハチの巣のような構造を持ったハニカムメッシュ構造で、通常のメッシュ素材よりも通気性がUPするのが特徴。汗をかいてもベタつかずにサラリとした着心地が継続するのは、吸水速乾機能のおかげ。
もちろん汗対策もでき、襟元が引き締まるボタンダウンカラーがクールビズにも対応しビジネスシーンで重宝します。
さらに、汗をかいても安心の脇下消臭テープ付きなので雑菌が増えることで発生する嫌な臭い対策にも効果的。
ハニカムメッシュ生地のおかげで通気性もUPしさらりとした肌触りを体感できます。涼し気でとても軽い生地感なのでドライ感、通気性、軽量感の3つを兼ね備えた最強の吸汗速乾ポロシャツです。
本当に使える吸汗速乾アイテム2 Tシャツ
汗をかいてもサラッと快適な吸汗速乾素材を採用したファイテンのドライメッシュTシャツ。生地の内側をメッシュ生地にすることで、肌ばなれが良く汗のベタつき感を軽減してくれます。
ムレにくく、汗をかく季節もサラッと快適な着心地を実現。肩や腕の上げ下ろし動作を妨げないラグラン袖。襟内側のテープ部分に、アクアチタンを含浸。ファイテンの水溶化メタル技術により、チタンをナノレベルで水中に分散させている「AQUA TITAN(アクアチタン)」が施されているので、心身を本来のリラックス状態へとサポートしてくれます。
本当に使える吸汗速乾アイテム3 ハーフパンツ
ツルっとした手触りでさらりとした穿き心地のハーフパンツはランニングやウォーキングなどのスポーツシーンだけでなく、ホームウェアやワンマイルウェアとしても重宝する万能アイテム。薄手で軽いポリエステル100%素材なので着心地が良く、ウエストゴムでスムーズに着脱することもできます。
ドライ素材で通気性がよく汗をかく季節でもサラリとした穿き心地を維持してくれます。
汗のべたつきやジメジメ感は体感温度を上げる要因でもあるので、少しでも体に感じる不快感を取り除くためにも吸汗速乾・DRY系アイテムの着用は必須。
パンツ:吸汗速乾機能あり
キャップ:吸汗速乾機能あり
ぜひ、利用シーンや素材など自分にあったものを上手に選んで快適な夏をお過ごしください。