トレッキングシューズを選ぶ時に確認しておきたいポイントとは?登山靴の特徴と選び方

トレッキングシューズ、ハイキングシューズ
このコロナ禍で起きたアウトドアブームが、ブームではなくカルチャーになりつつある昨今。キャンプやハイキング、トレッキング(登山)にラフティング、SUP(サップ)などなど、アウトドアアクティビティはこの世に数多くあります。その中でもコロナ前から人気の高いハイキングやトレッキングは意外に始めやすく、やってみたいなと思っている方も多いと思います。

トレッキング(登山)

しかし、始めようにも何から揃えればいいのか?どんな物を選んだらいいか分からない、と思っている方も多いのではないでしょうか?

そこで、この秋、登山を始めたい初心者の方へ、道具の中でも三種の神器と言われる「登山用ザック」「レインウェア」「トレッキングシューズ」の中から、歩くために最も大事な「トレッキングシューズ(登山靴)」の特徴や選び方についてご紹介します。

エベレストはもちろんですが富士山を登る時はフル装備で事前準備をしっかりしなければ!と思いますが、ご近所ハイキングや1,000m以下の山で登山道が整備されている山なら、いつも履いているスニーカーで十分なのでは?と思う方も多いと思います。

整備された平坦な道を1時間程度歩くぐらいでしたら、普段履いているスニーカーでも十分かもしれませんが、長時間歩き続けるような登山や砂利道を歩くようなハイキングであれば、専用の靴を選ぶことが大切です。

●登山、トレッキングに不向き(NG)な靴


ではなぜ「登山靴」選びが大切なのでしょうか?靴選びがなぜ大切なのか詳しくお伝えしていきます。

トレッキングシューズ、登山靴の役割

トレッキングシューズ、ハイキングシューズ
登山靴の役割は長時間歩いても足を疲れにくくし、怪我から足を守ること。山道は登山道として整備されている場所もありますが、整備されていないゴツゴツした岩の上を歩いたり、木で作られた階段を登ったりすることもあるので、足元をしっかりさせるためにも登山靴はとても重要です。

登山靴の特徴

ソールやつま先、かかとが固い

登山やハイキングでは固い岩やデコボコとした石の上を歩くことがあるので、ソールの柔らかい靴だと疲れやすく怪我もしやすくなってしまいます。逆にソールやつま先、かかとが固いとデコボコした道でも歩きやすくなり、小さく狭いスペースでも立ちやすくバランスを崩さず歩くことができるので怪我もしにくくなります。

足首が固定できる

足首がしっかり固定されていると、捻挫など怪我のリスクが軽減されます。特に不安定な足場や下り坂は捻挫しやすいので、足首がしっかり固定できるかは重要なポイントです。

滑りにくい

雨上がりの道や沢を歩くこともある登山では、滑りにくい靴を選ぶことも大切。登山靴のソールは溝が深く、太くなっています。これはグリップ力を高めるとともに、泥や土を詰まりにくくし足元を滑りにくくするためでもあります。そうすることで足首手首の捻挫、骨折、滑落を防ぐことができます。

防水性

山の天気は変わりやすく、急な雨に降られることもあります。そんな時に防水性の低い靴だと、水が靴の中にしみ込んでしまい、靴下までびしょ濡れに・・・。足や靴下が濡れると不快なだけでなく、足にマメも出来やすくなるので歩行の妨げになります。靴の内側に防水透湿性の高い素材を使用した靴は、蒸れずに快適に履くことが出来、水に強いので雨や水たまりも気にせず歩けます。

足のマメ、靴ずれ防止におすすめ!


※ミッド・インターナショナルは皮膚保護クリーム「プロテクトJ1」の正規販売店です

登山靴の種類

ローカットシューズ

登山靴 ローカットシューズ
足首までの高さの靴です。足首が動かしやすく、歩きやすいのが特徴。キャンプやハイキング、里山歩き、フェスなどに向いています。スニーカー感覚で歩けるので、普段履きや雨の日用にもおすすめ。

ミドルカットシューズ

登山靴 ミドルカットシューズ
【モントレイル montrail】バッドロックミッドアウトドライ(トレッキングシューズ)GM2129-239

適度に足首をホールドし歩きやすいのが特徴。なだらかな山、岩場の少ない低山、富士登山などにおすすめ。軽くて動きやすいので登山だけでなく釣りやサバイバルゲーム(サバゲー)にも。

ハイカットシューズ

登山靴 ハイカットシューズ
しっかりと足首を固定することが出来ます。ハイカットでソールが硬めのタイプはデコボコした山道でも歩きやすく滑りにくいのが特徴。ハイカットでソフトタイプのソールは低山から2,000m級までの登山におすすめ。ハイカットでハードタイプのソールは重い荷物を背負った登山、3,000m以上の上級者登山に適しています。

ソールの硬さと特徴

柔らかいソール:スニーカーのように柔らかくよく曲がり、歩きやすい
中ぐらいの硬さのソール:適度に曲がり、登山靴の中でも歩きやすいソール
硬いソール:ソールが曲がらない分、小さな狭い場所にも乗りやすい(立ちやすい)

フィッティングの仕方と登山靴の選び方

自分の足に合っていない靴を選ぶと靴擦れなど傷みが出てきたり、登山中にケガをするリスクが高くなったりします。それに足の形は人によって様々なので、まずはお店で試し履きするのがおすすめ。オンラインショップで買う場合は返品交換可能か確認してから購入した方が良いでしょう。


シューズのフィッティングの仕方

  1. 登山用の靴下を履く
  2. ひもを緩め、つま先が靴に当たるように登山靴を履く
  3. つま先が靴に当たった状態で、かかと側に指を入れる(指1本分の余裕があるのがベスト!)
  4. かかと側に足を移動させ、つま先側に空間が出来た状態で、つま先側から靴ひもを締めていく(この時に甲部分はきつめ、足首部分はゆるく結ぶと良い)
  5. 足の甲、横、かかとなど足全体を靴の上から手で触り違和感がないか確認(足の指を動かした時に痛みやゆとりを確認)
  6. 実際に少し歩いて履き心地を確認(店内に模擬登山道や傾斜台があれば歩いてみる)

※3.で踵に指が1本入らなかったり、4.でつま先に空間が無い場合は靴が足に合っていない可能性が高い

靴のサイズの選び方

登山靴、トレッキングシューズは、普段履いている靴のサイズよりも0.5cm~1㎝大きいサイズを選ぶと良いです。なぜ、0.5cm~1㎝大きめサイズなのかというと、登山用のブ厚い靴下を履くからです。靴擦れ防止にブ厚い靴下を履くのと、下りを歩く時につま先が痛くならないよう、つま先に空間をつくるためです。サイズが大きすぎる靴を選ぶと靴の中で「遊び(ゆとり)」ができすぎてしまい、靴と足がこすれて靴擦れが出来ます。また、つま先が当たる靴で歩き続けると、最悪の場合、足が痛くて歩けなくなり下山が出来なくなることも・・・。

靴擦れにならないためにはサイズ選びが重要ですが、あらかじめ足に皮膚を保護するクリームを塗っておくのもおすすめです。


※ミッド・インターナショナルはプロテクトJ1の正規販売店です

靴擦れはもちろん、つま先にダメージを受けないためにも普段履く靴よりも0.5cm~1cm大きめの靴を選び、厚めの靴下をはきましょう。靴下が足と靴の緩衝材代わりになるので、試着の時から厚めの靴下を履いてサイズ選びをするのが良いでしょう。



トレッキングシューズを選ぶときの一般的なポイントは以上です。登る山、歩く場所で選ぶ靴も変わってきますが、特徴や種類、選び方が分かると靴選びが楽しくなり、山に登りたい!という気持ちも高まります。

ご自分の足のサイズに合ったトレッキングシューズを手に入れて、この秋は大自然の中に出かけてみてはいかがでしょうか?

大きいサイズの男性用アウトドアアイテム

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