【目次】
ドラゴンボールの人気の秘密とは？
週間少年ジャンプで長きにわたり連載されてきた鳥山明先生の伝説的漫画「ドラゴンボール」。
ドラゴンボールは7つの球を集めるとどんな願い事も叶うとされるドラゴンボールと、サイヤ人の血をもつ主人公 孫悟空がおりなす冒険ファンタジー。フリーザやセルといった地球の平和を脅かす敵との迫力ある戦闘シーンに、少年心を鷲掴みにされた読者も多いのではないでしょうか。
全世界で累計部数2億6000万部、アニメは80ヶ国以上で放送され、その人気は日本のみならず海外ではDRAGON BALLとして連載が終了した今も世界中で高い人気を誇っています。
ミッドスタッフの中にもファンの多いドラゴンボール。なぜドラゴンボールは、これほどまでに世界中の人々を熱狂させる力があるのでしょうか。今回はそんなドラゴンボールの人気の秘密に迫っていきたいと思います。
ドラゴンボール超まで！世代を超えて楽しめるドラゴンボールワールド
まず、ドラゴンボールの魅力の1つは、主人公でもある孫悟空の成長を世代を超えて楽しめるところです。
初めてドラゴンボールが週間少年ジャンプに掲載されたのは38年も前の1984年。
孫悟空の少年時代を描いた初代ドラゴンボールを皮切りに「ドラゴンボールZ」「ドラゴンボールGT」「ドラゴンボール改」「ドラゴンボール超」と今では5シリーズにも及ぶ長編漫画になりました。
初代ドラゴンボールでは少年だった悟空も、ドラゴンボールZの終盤には孫も生まれ世界一強いおじいちゃん的存在になっています。
連載された当時からドラゴンボールを読んでいる人もいれば、最近のアニメ放送でドラゴンボールの存在を知り漫画を読み始めた方まで。世代を超えて同じ話題で盛り上がれるのもドラゴンボールの魅力の一つです。また最近では、ドラゴンボールの一番くじやドッカンバトルというスマホゲームも老若男女問わず人気を集めています。
野菜の名前？個性豊かなキャラクター設定
2つ目の魅力は個性豊かなキャラクター設定です。
自分よりも強い敵と戦えることに喜びを覚える孫悟空。
仲間想いで地球の危機となれば身を投げ出してまで地球の人を守ろうとする男らしさは最高にカッコイイです。
普段はおっちょこちょいな所もある悟空ですが、スーパーサイヤ人になった時のクールな雰囲気にはギャップ萌えする女性ファンも多いのだとか。
かつては敵だったピッコロや魔人ブウも悟空とこぶしを合わせることで仲間に加わっている姿を見ると、悟空は敵をも味方に変える不思議な力を持っています。
また悟空がドラゴンボールを探しにいくきっかけとなったブルマをはじめ、悟空が亀仙人(無添労使様)のもとで一緒に修行をしたクリリン。そして孫悟空の永遠のライバルでもあるベジータは、サイヤ人来襲編当初は尖がった性格だったにも関わらず、悟空達と行動を共にするようになってからは必ず戦闘に駆けつけてくれる頼もしい存在に。
地球に長く住み過ぎたせいか人間味が見え隠れするところが人気の秘密だと思います。
そんなドラゴンボールに登場する個性豊かなキャラクター達。
実は野菜や飲み物、下着、悪魔などの名前からネーミングが考えられているのはご存知でしょうか。先程のベジータはベジタブル(野菜)からきており、その他にもあらゆるキャラクター名が既存の名前からあてがわれています。
- サイヤ人は野菜
- ギニュー特戦隊
- カプセルコーポレーション ブルマの家系は下着
バーダック(ごぼう)、ナッパ(菜っ葉)、ブロリー(ブロッコリー)
ギニュー(牛乳)、ジース(チーズ)、リクーム(クリーム)、バータ(バター)、グルト(ヨーグルト)
ブルマ、ブリーフ博士、トランクス、ブラ
というように、キャラクター名が覚えやすいのもドラゴンボールの魅力です。
漫画のキャラクター名は極力覚えやすいのに限るので、鳥山明先生のネーミングセンスには感服です。
またもう一つの魅力は、そんな個性豊かなキャラクターが繰り出すカッコイイ「必殺技」。悟空が強敵を倒す際に欠かせない「かめはめ波」や「元気玉」。天津飯やクリリンの「太陽拳」やピッコロの「魔貫光殺砲」など子供たちがついついマネしたくなるような、カッコイイ必殺技が数多く登場するのも魅力的です。
つい口ずさんでしまう主題歌「チャラヘッチャラ」
そして忘れてならないのが、ドラゴンボールのアニメを盛り上げる主題歌です。
「つかもうぜドラゴンボール」のフレーズでお馴染みの「摩訶不思議アドベンチャー」に、エンディングの「ロマンティックあげるよ」。ドラゴンボールZからは「チャラヘッチャラ」など、一度聞いたら忘れない名曲が盛りだくさんです。
特に影山ヒロノブさんがパワフルに歌いあげる「チャラヘッチャラ」は170万枚をも売り上げる大快挙。平成アニソン大賞・作詞賞を受賞するなど平成を代表するモンスター楽曲です。曲名にもなっている「チャラヘッチャラ」や「何が起きてもへのへのカッパ」「今日もアイヤイヤイヤ」など、聞いているだけで元気が湧き出てくるような作詞。
明日からも頑張ろうと背中を押してくれるような前向きな気持ちにさせてくれます。
最新映画が今年の春公開！ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
1980~90年代にかけてアニメ放映がされたドラゴンボール。
一度は連載が終わったものの、2015年から新たなストーリーでアニメ放映がされた「ドラゴンボール超」はファンが歓喜に満ちた瞬間でした。
そんなドラゴンボール、実は今年の春に新作映画が公開される予定です。前回話題を集めた映画「ドラゴンボール超 ブロリー」から3年が経ち、今回の新作ではあの「レッドリボン軍」が絡んでいるとのことです。
レッドリボン軍と言えば、ドラゴンボール初期にかつて少年だった孫悟空を化学兵器で苦しめた悪の組織。赤いリボンに白抜きで「RR」のエンブレムをつけているのが特徴的です。
創始メンバーでもあるドクターゲロは自らが生み出した人造人間で世界征服を目論んでいた悪の科学者。作中には度々人造人間が描かれていますので、ドラゴンボールを語るうえで欠かせない組織です。
そんな最新映画ではレッドリボン軍の意思を継いだ者たちが、新たに最強の人造人間を作り悟空や悟飯に襲い掛かってくるというストーリー展開。しかも今回、原作、脚本、キャラクターデザインを全て手掛けるのが鳥山明先生です。ジャンプフェスタ2022では「今回の映画は特に動画のクオリティがすごい」と太鼓判を押されるほど。映画のフライヤーには悟空をはじめ、悟飯やピッコロ、ベジータといったおなじみのキャラクターに加え、映画を盛り上げる新キャラクターの姿。
そして、もう一つ目が離せないのがアニメの要とも言える声優陣。悟空や悟飯役の野沢雅子さん、ピッコロ役の古川登志夫さんといったお馴染みのベテラン声優に加え、敵役の声を担当するのが「ONE PIECE」のトラファルガーローの声を演じる神谷浩史さんと、大人気アニメ「鬼滅の刃」で童磨役に抜擢された宮野真守さん。
豪華声優陣でおくる今回の映画、ファンとして見逃すわけにはいきません。
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