毎回、「モテぽっちゃり男子列伝」と題して、大きくて輝いている方、モテぽっちゃりの方をクローズアップして一人ずつご紹介していきます。「大きい=かっこいい」が浸透することを目標に頑張ります。
ゴツくて大きくてアツい男の代名詞!赤木剛憲
今回はちょっと趣向を変えて、漫画、アニメのキャラクターであるスラムダンクのゴリこと赤木剛憲をピックアップします。
皆さんはスラムダンクという国民的バスケ漫画をご存知でしょうか?
我々世代では読んだことのない人がいないレベルの超有名漫画で、当時はこの漫画に影響されてバスケ部の部員が大幅に増加するという現象が起きました。
そして、影響されやすい私も高校からバスケ部デビューという典型的なスラムダンク世代です。
桜木にはなれませんでしたけどね。
圧倒的な存在感
その中でゴリこと赤木剛憲という存在は、「大きい」「ごつい」というカテゴリーでひたすら存在感を放っています。
ぽっちゃり男子という意味では同漫画に登場する山王工業の河田弟のほうがピッタリですが、「大きい=かっこいい」というカテゴリーにおいてゴリほどピッタリ来る存在も少ないでしょう。
湘北高校のバスケ部キャプテンとして活躍する赤木剛憲は、197cm 93kgという高校生離れした体格。その風貌から「ゴリ」というニックネームがつき、ゴール下での威圧感は圧倒的で、チームメイトの小暮曰く、「赤木の凄さは超パワフルなオフェンスよりも、むしろ鉄壁のディフェンスにあるという専門家も少なくない」とのこと。(専門家って誰でしょう?)
さらに学業の成績も優秀で、不良軍団にも怯まない強い精神力も持ち合わせ、「全国制覇」という夢に向かって邁進するアツい男として描かれています。女性関連の描写は一切ありませんが、顔がゴリラだとしてもこれだけ強烈にアツくてゴツくて男臭いのでモテていることでしょう。こういうタイプが好きな女性は一定数いますよね。
他人に厳しすぎる面も
ただ、夢に向かってひたむきに努力する分、他人にも厳しいという一面も持ち合わせています。部活をサボって教室でダベリ、「全国制覇」という赤木の夢を笑っていたチームメイトをいきなり持ち上げて投げ飛ばすという暴挙も。これはひどい。
ここで西川が言っていたセリフは何気に共感出来ますし、結構ジーンときます。
山王工業に挑戦したいなら海南にでも行けばいいだろ
ここは神奈川県立湘北高校だぜ
とりたてて何のとりえもないフツーの高校生が集まるところさ
お前だってでかいだけでヘタだから海南にも翔陽にも行けなかったんじゃねーか
海南だってはるか雲の上なんだ
強要するなよ全国制覇なんて
お前とバスケやるの息苦しいよ
確かにそうだ。西川くん、君は正しい。強要するなよ。いきなりぶん投げられたにも関わらず、これだけのことが言える西川くんは何気に大人ですよね。
私も高校デビューでバスケ部に入りましたが、もしもゴリのようなキャプテンがいて、全国制覇を強要して練習が異常にきつかったら部活を辞めていたことでしょう。
ある種のリアリティ
この辺り、現実のプロスポーツでも似たようなことを感じますよね。
例えばサッカーの本田選手はものすごい選手だと思いますし、考え方、精神力など並大抵のものではありません。おそらくサッカー以外のフィールド、ビジネスの世界に行っても成功をおさめるでしょう。だからこそ輝いて見えるし、言葉一つ一つに重みを感じます。素晴らしい人間。
でも、じゃあ本田選手と一緒に仕事をしたいか、友達になりたいかと言われれば話は別で。庶民である私とは合わないんじゃないかなーと感じてしまいます。
このあたりのリアリティがスラムダンクという漫画を面白くさせている要因なのかもしれませんね。おそらく私は西川くんと友達になっているタイプです。多分。放課後に教室でゲームボーイとかやっていましたよ。
男臭さ、暑苦しさというブランディング
ゴリという人格を後から真似するのは難しいとは思いますが、やはり「大きい=かっこいい」を体現するには、男臭さ、暑苦しさというブランディングも重要ですね。大きさと男らしさは当然ですがマッチします。
漫画のキャラクターですが、学べること、反面教師にすべきこと、色々あると思います。もしも一度もスラムダンクを読んだことがない方がいらっしゃれば、色んな意味で読んでみる価値アリ!