【目次】
大きいサイズのメンズ服専門店であるミッドには、お客さまから日々さまざまなご相談が寄せられます。最近ではこんなお声をいただきました。
「自分デブなんで、余計に太って見えないか心配です。服選びで気を付けた方がいいポイントってありますか?」
確かに、実際よりも太って見える、痩せて見える・・・なんてことがありますよね。これは着る服の柄や色、サイズなどによって起こる視覚効果が関係しています。体が大きい人にとってはかなり気になる問題ですし、着る服で少しでも細く見えるなら最高ですよね。
そこで今回は、服によるデブ見えを回避すべく
・太って見える柄
・太って見える色
・太って見えるサイズ
について解説していきます。おすすめアイテムも合わせてご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
太って見える柄とは?
太って見える柄を一言で表すなら「膨張作用のある柄」です。下のストライプ柄を見てみてください。
どちらも同じストライプ柄ですが
・左の太いストライプ柄 → より太く大きく
・右の細いストライプ柄 → より細くスッキリ
と見えますよね。
このように柄の幅や大きさによって見た時に受ける印象がかなり変わります。それでは具体的にどんな柄がデブに見えるのか? 代表的な柄を3つご紹介します。
太って見える柄 1:ボーダー柄
太って見える柄といえば、一番有名なのがボーダー柄。ボーダー柄には物を横長に見せる視覚効果があるため太って見えやすい柄になります。中でも線の幅が広い太めのボーダーは、縦幅がある分「膨張感」も増すため要注意。
とはいえ、着るだけでコーデのアクセントになるボーダー柄は使いやすい柄でもあります。そのためコーデに取り入れる時は「細いボーダー柄」を選んでみてください。その中でも、濃いめの色やランダムボーダーを選ぶとさらにスッキリ見せる効果があるのでおすすめです。
【ボーダー柄の着こなし】
ボーダーのロンTにダークカラーのカーディガンやジャケットを羽織るだけで、縦ラインが強調されて着やせ効果が期待できます。
オータムキャンプにぴったりのあったかアウトドアコーデ
大人上品なボーダートップスの着こなし
【MIDおすすめボーダー柄アイテム】
太って見える柄 2:大きな花柄
アロハシャツやサーフパンツなどによく使われる花柄は柄の大きさに注意が必要。一つ一つの花が大きくデザインされた「大きい花柄」は、膨張作用によってより大きく、実際より太って見えてしまう原因になります。もし花柄をファッションに取り入れる時は「小さい花柄」を選ぶことで、太見えを避けつつ華やかで存在感のあるコーデを楽しむことができます。
【MIDおすすめ花柄アイテム】
太って見える柄 3:大きなドット柄
ネクタイやシャツなどに使われることが多いドット柄。水玉模様と呼ばれることもありますね。こちらも花柄と同様にドットが大きいほど膨張して太って見えてしまいます。ドット柄を着る時は中~小くらいの「小さいドット柄」を意識して選ぶと、スタイリッシュな着こなしに仕上がるのでおすすめです。
【MIDおすすめドット柄アイテム】
花柄、ドット柄の例を見ても分かるように、柄物を着る時は小さめの細かい柄を選ぶのが太見え回避のポイント。
柄物の中でも暗めのカラーを選ぶとさらに痩せ見え効果がUPするのでおすすめです。
【MIDおすすめ柄アイテム】
太って見える色とは?
一般的に太って見える色は「膨張色」、痩せて見える色は「収縮色」と呼ばれ、それぞれ以下のような特徴を持っています。
●膨張色とは?
物体の本来の大きさよりさらに大きく見せる効果のある色。白が多く混ざり明度が上がるほど膨張感が増す。
・代表的な膨張色:白、赤、オレンジ、黄色
●収縮色とは?
膨張色と正反対の性質を持つ色。深みがあり明度が低いカラーのことを指し、締め色などと呼ばれることもある。
・代表的な収縮色:黒、緑、青、紫
ここでは、膨張色の中でも特に太って見えるカラーを3色ご紹介します。
太って見える色(膨張色)1:ベージュ
太って見える色(膨張色)2:淡いイエロー
太って見える色(膨張色)3:淡いピンク
同じ色でも、明るいか暗いかでかなり印象が変わります。そのため「迷った時は暗めの色を選ぶ」と覚えておくと、膨張色による太見えを簡単に回避できておすすめです。また、「好きな色が膨張色」という場合には、上に着るシャツを締め色にしたり、縦ラインを意識したコーデにすることでスッキリと着こなすことができます。
「太って見える」という点において膨張色は要注意カラーですが、爽やかで優しい印象を作ってくれるというメリットもあります。上手くコーデに取り入れて好印象を狙いたいですね。
【膨張色と収縮色を組み合わせた着こなし】
ロングカーディガンで縦を強調!スタイル強化の大人シックコーデ
収縮色の紫のコーディガンにブラックのハットで膨張色の白シャツでも膨張して見えないだけでなく、顔周りが明るく映ります。
脱マンネリ!40代男性ダウンコートスタイル
ベージュのジャケットがコーデのカラーを明るくし、キャップとパンツに黒を合わせることで締まって見える。
【収縮色のおすすめアイテム】
太って見えるサイズとは?
柄物でも、膨張色でもない服を着ているのに、なぜか太って見えることがあります。それには「着ている服の大きさ」が関係しています。服のサイズは体に対して大きすぎても小さすぎても太って見える原因になりますので、これからご紹介する「サイズ感が与える印象」を参考に、自分にとってベストなサイズを探してみてください。
太って見えるサイズ 1:大きめの服(オーバーサイズ)
ここ数年のトレンドといえば「オーバーサイズ」。ゆったり楽に着ることができる点も相まって、性別や年齢を問わず人気が高く街中でもよく見かけます。
ですが、あえて大きめの服を楽しむオーバーサイズファッションも実は要注意。理由は簡単、服の大きさがそのまま体のシルエットとなるから。
オーバーサイズのゆったり感を「おしゃれ」と取るか、「太って見える・やぼったい」と取るかは人によりますが
・太って見えるかどうかを一番気にしている
・キレイ目に着こなしたい
といった時にはジャストサイズを選ぶのがベターです。ジャストサイズとは、程よく身の回りに余裕のあるサイズ感のことを言い、いわゆる丁度良いサイズと言われる大きさになります。
太って見えるサイズ 2:サイズが合っていない服(小さいサイズ)
オーバーサイズとは反対に、サイズが合っていない、体に対して小さいサイズの服も太って見える原因になります。
理由は言わずもがな・・・「ボンレスハム現象」が起きるからです。
お店で試着ができればこういった服のサイズ問題は起きません。ですが、未だお店が少ない大きいサイズは通販でショッピングせざるを得ないことも多いはず。
「いつも通りのサイズを注文したのにサイズが合わず泣く泣く返品・・」なんてことにならないためには、一度しっかりと体の寸法を測り、自分の大きさを知ることが大切です。体に合ったサイズの服を着るだけでかなり痩せて見える効果がありますので、気になる方は今すぐ寸法チェックをしてみましょう!
【ウエスト200cmまで測れるメジャー】
番外編:オーバーオールで体のラインをきれいに見せる
ぼっちゃり芸能人も良く着用しているオーバーオール。実はオーバーオールはポッコリお腹やお尻を隠してくれる着やせ効果抜群アイテム。
オーバーオールとチェックシャツの大人トラッド
秋の行楽デートにおすすめ!やんちゃ可愛いオーバーオールコーデ
オーバーオールのヒッコリー柄にすることでさらに縦ラインが強調されてすっきりとしたスタイルに仕上がります。