
季節の変わり目にする行事の一つである衣替え。
衣替えをする際
- 思うように収納ができない
- 衣替えのタイミングが分からない
- 急な温度変化で、せっかく収納した服をもう一度出すことになった
等、衣替えについて悩まれる方も多いはず。
今回は、衣替えを行う時期や、手順、コツを詳しくご紹介。
衣替えに悩まれている方、スムーズに衣替えをしたい方は、ぜひこのブログを参考に衣替えをしてみてください。
衣替えはなぜした方が良い?衣替えの役割とは
そもそも、なぜ衣替えが必要かご存じですか?
元々は、季節の変わり目に服を切り替える習慣のことを「衣替え」と言っていました。
上記の習慣が定着し、現在では「季節に合うようにクローゼットを整頓する」という意味に。
また、衣替えは服を入れ替えて収納する他にも、季節的に着なくなった服を来年もキレイな状態で着用するための「メンテナンス」という役割もあります。
メンテナンスをしないままクローゼットに収納してしまうと、カビや虫が付着したり、シワが悪化する原因にも。
整理整頓、メンテナンスをしっかりと行い、気持ちよく新しい季節を迎えられるようにしましょう。
衣替えはいつするべき?

ここからは、衣替えのタイミングについてご紹介します。
衣替えのタイミングは、春夏服に切り替える「6月」、秋冬服に切り替える「10月」の年2回行うことが一般的です。
しかし、同じ日本でも気温差があり、年々気候も変化している為、決められた月に行うことがベストではないことも。
そのシーズンの気温の変化に合わせ、柔軟に衣替えを行いましょう。
また、春夏秋冬で衣替えを行うこともあるため、それぞれの季節・温度から、衣替えに適したタイミングをご紹介します。
衣替えをする気温の目安

衣替えをする一つの目安となるのが、気温です。
そのシーズンの最高気温をもとに、衣替えをするタイミングやアイテムを選ぶのがおすすめ。
ぜひ以下の最高気温を参考にしてみてください。
春服への衣替え:最高気温15~20℃以上
最高気温が15℃~20℃以上になると、冬物のセーターやアウターは暑く感じるため、衣替えをするタイミング。
ロンTや薄手のセーターなどを出しておくと便利です。
しかし、春先は肌寒く感じる日もあるため、ウィンドジャケットなどの軽アウターやカーディガンなどがあると重宝します。
夏服への衣替え:最高気温23℃以上
最高気温が23℃を超える日が続いたら、夏服へ衣替えするタイミング。しかし、夏だからと言って全て半袖にしてしまうのはNG。
朝晩の寒暖差対策の為、シャツなどの軽い羽織を準備しておくのがおすすめ。最高気温が25℃を超えてきたら、羽織がなくてもOKです。
秋服への衣替え:最高気温19℃以下
最高気温が19℃を下回る日が続いたら、朝晩はグッと温度が下がるため、秋服へ衣替えをするタイミングです。
秋は、パーカーや薄手のニットなどが活躍する時期。朝晩は冷え込みやすいので、さらにカーディガンなどの羽織りを準備しておくと快適に過ごせます。
冬服への衣替え:最高気温15℃以下
最高気温が15℃以下になったら、厚手のニットや冬用のアウターが必要になります。
さらに、10℃を下回るようになったら、ニットやアウターに加え、暖かいインナーなどでの対策が必要です。
衣替えの手順

適切な気温を把握し、洋服の選定を終えたらいざ衣替え。
効率よく、スムーズにクローゼットを整理するための手順をご紹介します。
持っている服を把握し、取捨選択をする
衣替えは、普段あまりできない「服の断捨離」をするのに最適なタイミングです。そのため、まず自身が持っている衣類を把握し、着る服・着ない服を見極めていくことが大切。
見極める際は、「今シーズン着用していなかったら捨てる」など、基準を設けておくと段取り良く進めることができます。
お手入れをする
着る服・着ない服を分けたら、収納する前に服を洗濯やクリーニングに出し、「しまい洗い」をします。
一見きれいに見える場合でも、目には見えない汚れや皮脂などが溜まっている可能性も。
汚れたまま収納してしまうと、カビや虫食いの原因になったり、黄ばみが発生してしまうこともあるため、しまい洗いは忘れずに行うようにしてください。
服を収納する
しまい洗いが終わった後は、いよいよクローゼットに服を収納していきます。
しばらく着る機会のない服は奥の方に、すぐに使いそうな服は取り出しやすい手前に収納するのがおすすめ。
また、衣替えの際は、服の種類に合わせて収納方法を変えましょう。
例えば、シワのできにくいシャツやセーターなどはたたんで収納し、かさばりやすいジャケットやアウターはハンガーにかけて収納。
厚手のニットはたたんでも崩れてしまう可能性があるため、圧縮袋などに入れるとコンパクトに収納できます。
衣替えのコツ

天気の良い日に行う
衣替えは、晴れた日の風通しの良い場所で、湿度が低い「午前10時~午後2時頃」に行うのがベスト。
雨の日など、湿度が高いときに衣替えをしてしまうとクローゼットに湿気がこもり、カビが発生したり、衣類が痛む原因に。
天気をしっかり確認して、衣替えをするようにしましょう。
移行期間を設ける
せっかく収納した服を、もう一度クローゼットから出すことになり面倒だった・・・という経験をされた方も少なくないはず。
衣替えをして間もないうちは、急に気温が上がったり下がったりすることもあるので、2~3週間の移行期間を設け、徐々に衣替えを完成させるのがおすすめ。
気温が安定してきたら、移行期間は終了してOKです。
不要な服はリユースショップへ

衣替えで不要になった服は、リユースショップに持ち込んで、再利用してもらうのがおすすめ。
リユースは
- 廃棄量の削減
- 資源の消費を抑える
- 温室効果ガス排出量の削減
など、環境保護に繋がるサスティナブルな行動です。
処分する前に、ぜひリユースを検討してみましょう。
衣替えでスッキリとしたクローゼットに

いかがでしたか?
衣替えをする時期や手順、コツを押さえておくことで、スムーズに衣替えができ、スッキリとしたクローゼットを保つことができます。
今まで衣替えに苦手意識があった方も、ぜひこのブログを参考に、衣替えに挑戦してみてください。










