【目次】
8月10日は「ハット＝帽子の日」。連日、想像を絶する猛暑が世界各地で起こっていますが、地球規模の気候変動はどうすることも出来ません。ですが、自分の体は自分で守る、を少しでも実践するために、「頭を守る」「帽子をかぶる」をこの夏はとくにおすすめします。
気温上昇と共に日差しもさらに強くなり、昼夜問わず熱中症の危険が高まる夏。うだるような暑さから簡単に少しでも身近なもので対策ができるのが「帽子」です。
帽子は元来おしゃれ要素の強いファッションアイテムの1つ。日本で帽子をかぶり始めたのは明治初期ごろ、鹿鳴館時代に洋装が広まり、帽子の存在も知られるようになったそうです。
そのためファッションとしての用途イメージが強い帽子でしたが、最近では防暑、防寒、防風と災害対策としても活躍の場を広げるなど、ハットの機能性にも注目されています。
帽子をかぶれば直射日光から頭を守ることが出来ることはなんとなくわかると思うのですが、帽子は帽子でもどんな帽子を選べば暑い夏を快適に乗り切ることが出来るのでしょうか？
それでは、この猛暑に最適な帽子を対策別にご紹介していきます。
熱中症対策に最適な帽子の選び方
気温上昇が著しい夏は自宅にいても熱中症になる危険が高まりますが、外出先で水分補給、塩分補給と併せて行いたいのが体感温度を下げる行為です。日なたと日陰では温度にかなり差があるのは周知の事実ですが、手軽にできる熱中症対策の一つが帽子をかぶることです。熱中症対策用の帽子の選び方のポイントは以下です。
風通しが良い＆通気性の高い帽子を選ぶ
熱中症は体温調節をつかさどる「脳」がカギになりますので、頭に熱がこもらないことが条件。頭部の汗と熱が蒸発せずにこもってしまうと脳の冷却機能の低下を招き、熱中症のリスクが高まります。そこで必然的に頭部を涼しく保つことが求められますが、風通しの良い通気性の高いメッシュ素材などの帽子がおすすめです。
顔周りまで覆ってくれる、つばの広い帽子を選ぶ
帽子をかぶることで直射日光を防ぐことが出来ますので、出来るだけツバの広い帽子がおすすめ。直射日光を防ぐだけで5度以上の温度差が出るという実験結果も出ているほど、その効果は高いと言われています。
直射日光は正面だけではなく後頭部にも影響があるため、可能な限り顔周り、後頭部なども覆える帽子がおすすめ。特に日本人の黒髪は熱を吸収しやすい色でもあるため、襟足など髪の毛が熱を吸収し余計に暑さを感じる場合もあります。アウトドア系で使用する機能性ありのハットやツバの長いドゴールキャップなどは紫外線対策にも効果的です。
熱を吸収しにくい薄い色の帽子を選ぶ
暑さ対策の基本はとにかく熱を吸収しないことです。黒のような濃い色は熱を吸収しやすく温度上昇を促してしまいます。熱を吸収しにくい、白色やアースカラーなど極力薄い色味の帽子を選ぶことが夏の暑さ対策の基本です。
アジャスター付きで調整可能な帽子を選ぶ
日差しを遮っても頭の中に熱がこもりすぎてしまうと汗をかいたり脳の冷却機能が低下する恐れがあります。サイズの合わない帽子を窮屈にかぶっていると、より暑さをかんじてしまうもの。ご自身の頭のサイズに合った、ゆったりとしたサイズ感のハットを選ぶことも夏の暑さを乗り切る帽子選びのポイントです。
頭に少しゆとりを持たせた大きめサイズの帽子は、頭部と帽子の間に程よく空間が出来るため通気性が上がります。とは言え、あまりにぶかぶかでは帽子をかぶっている意味があまりありませんので、調整ができるアジャスター（スライドベルト）などが付いたキャップ＆63cm ～ 65cmぐらいの帽子を選ぶのがおすすめ。
頭部の汗対策・臭い対策に最適な帽子の選び方
直射日光を浴びると頭部に熱がこもるので大量の汗が出てしまいます。特に男性は頭に汗をかきやすいので、気温が高い夏は頭汗の対策が必要です。汗をかいてそのままにしておくと、脂も浮き出て臭いもこもり、頭部から嫌な臭いが放出してしまいます。
防臭機能のある帽子を選ぶ
汗をかいた後の臭い対策には防臭機能を備えた帽子がおすすめ。抗菌・防臭機能付きの帽子は臭いの元となる菌の繁殖を抑える効果もあるので、汗をかいた時に発生する嫌なニオイを回避してくれる可能性が高いです。繊維上のバクテリアの増殖を抑制する抗菌防臭加工付き帽子を選ぶとなお良しです。
吸汗速乾機能のある帽子を選ぶ
熱中症、紫外線対策共に臭い対策にも共通するのが通気性の良い素材・機能性を兼ね備えた帽子です。風通しがよければ頭に熱がこもりにくくなり、汗をかく確率が低くなります。メッシュ素材、もしくは麻などの素材を使った通気性の良いキャップやハットを選ぶのがおすすめ。さらに汗を速乾してくれる吸汗速乾機能付きの帽子は水分を拡散し、素早く汗を乾かしてくれるのでおすすめです。さらに毎日かぶる帽子なので洗濯がしやすいイージーケアのハットなら清潔さがキープできるので重宝します。
帽子と合わせて対策できる熱中症対策グッズ
帽子、ハットの他にも暑い夏を乗り切る熱中症対策グッズがあります。帽子と合わせて使うことで効果的に暑さを防ぐことが出来ます。
UVカット晴雨兼用日傘
目の紫外線をカットするサングラス
首や顔を冷やす冷却グッズ
35℃を超える気温が続く夏、暑さから身を守るための手軽な対策として、帽子をかぶることをおすすめします。暑さ対策だけじゃない、おしゃれも兼ね備えたハットもありますのでぜひチェックしてみてください。
