【目次】
ゴルフ初心者の方もゴルフ歴の長い方も、ゴルフで当たり前になっていて今さら聞けないということありませんか?
今回のテーマは「なぜゴルフはゴルフシューズを使用するのか?」です。
ゴルフをプレーするのに必要な「ゴルフシューズ」。ゴルフ場でゴルフシューズに履き替えてラウンドをすることは、ゴルフ経験者にとっては当たり前のことですよね。ゴルフシューズについて色々と調べてみました。
ゴルフに必要な靴の種類
ゴルフ場でゴルフプレーをする際には、2足の靴が必要になります。(練習場で練習する場合はスニーカーOK)
1足目:ゴルフ場の入退場に必要な靴
2足目:ゴルフのラウンド中に使用する靴
ゴルフ場でゴルフをプレーする時は、ゴルフシューズで行わなければいけないというゴルフ場のドレスコードがあるので2足必要になります。
【ゴルフ場でゴルフシューズに履き替える流れ】
- 普段履いている靴でゴルフ場に行き、クラブハウスでチェックイン(受付)をする
- ロッカーキーをもらいロッカーに行く
- ロッカーでゴルフシューズに履き替える
- 18ホールゴルフをプレーする
- プレー後は靴の裏についている芝や土をエアーシューズクリーナーで落とす
- ゴルフシューズから履いてきた靴に履き替えチェックアウトする
ゴルフに行くときと帰るときは普段使いの靴を使用し、ゴルフコースに出る時はゴルフシューズに履き替えるというのがゴルフ場での一連の流れになります。では、ゴルフの行きと帰りに使う靴はどんな靴でもいいのか?と疑問になりますよね。ゴルフにはドレスコードがあり、入退場時に履く靴にもOKなものとNGなものがあります。
ゴルフ場に行く時と帰る時の靴 NGシューズとOKシューズ
ゴルフは紳士のスポーツ。ゴルフを行うすべてのプレーヤーに、ドレスコードやマナー・ルールを守る義務があります。ゴルフ場に向かう時の靴にもドレスコードがあります。
ゴルフ場に履いていってはダメなNG靴
NG靴:サンダル、草履、スリッパ、下駄、スリッポン
ゴルフは格式やマナー、ドレスコードを大切にするスポーツです。ゴルファーにはゴルフ場への入退場時にも品格が求められます。ですので、ゴルファーの品とゴルフ場の格式の高さを保つためにもサンダルや下駄などでの入場はNGとなります。高級レストランにスリッパで行かないのと同じと考えるといいかもしれません。
ゴルフ場に履いて行っても良いOK靴
OK靴:革靴、ビジネスシューズ
ジャケット着用がドレスコードになっているゴルフ場が多いので、それに合わせて革靴やビジネスシューズで行くのが基本になります。一般的にもピシっとしたジャケットを着用した時に、サンダルを履くことってあまりないですよね。
ですので、何を履けばいいのか?と迷ったときには「ジャケット=革靴」と覚えておくと簡単です。また、革靴を履かなければいけないルールとして考えると、ゴルフをすることが堅苦しくなってしまいますので、コーディネートとして革靴が必要と考えてみてはいかがでしょうか?
ただ、近年ゴルフは様々な年代の方に浸透し親しまれているということもあり、名門コースと呼ばれるゴルフ場を除いてはカジュアルな靴やスニーカーなどもOKというゴルフ場を多くみかけます。(注:ゴルフ場によってドレスコードが定められていますので、心配な場合はゴルフ場に確認をすることをお勧めします)
なぜゴルフには2足の靴(行き帰り用・ゴルフプレー用)が必要なのか?
ゴルフ場でゴルフシューズに履き替えるのであれば、入場の時からゴルフシューズで行けば荷物も減るし良いのでは?と考える方もいると思います。ですが、ドレスコードでゴルフシューズでの入退場はNGとなっています。
その理由は「ゴルフ場に外からの雑菌を持ち込まないため」。ゴルフ場の芝は傷つきやすく、とくにグリーンの芝は繊細で枯れやすいため、外から持ち込まれた雑菌で芝が枯れてしまうそうです。
ゴルフシューズでの入退場がNGなのは知っていましたが、芝が雑菌で枯れてしまうということは知りませんでした。自然を守ることもゴルファーのマナーなんですね。
ここまで、「ゴルフに必要な靴」と「なぜゴルフには靴が2足いるのか」をお伝えしました。では、ゴルフをするときの靴にはどんな種類があるのか気になりますよね。
ゴルフをするときに使用するゴルフシューズの種類
どんなスポーツにも専用の靴があるように、ゴルフにもゴルフ専用の靴「ゴルフシューズ」があります。このゴルフシューズには、大きく分けて2種類あります。
・ソフトスパイク
・スパイクレス
その違いは靴の裏の形状です。
ゴルフ場には芝が敷き詰められていますが、芝はけっこう滑りやすいんです。名古屋ゴルフ倶楽部和合コースで行われる男子ツアー「中日クラウンズ」を観に行ったときに、普段履いているスニーカーで行ったら傾斜から滑り落ちて負傷した苦い思い出があります(苦笑)。
また、ゴルフスイングは下半身の動きや踏ん張りが大事になってきますので、滑りやすいスニーカーでは安定したスイングが難しくなります。ケガ防止や快適なプレーのためにも、ゴルフシューズは重要なアイテムです。
ソフトスパイクとスパイクレスの特徴や違いを知って、自分に合ったゴルフシューズを選んでください。次の項目ではゴルフシューズの選び方をご紹介します。
ソフトスパイクゴルフシューズ
ソフトスパイクは、足裏にプラスチックや樹脂などでできた鋲(スパイク)が付いているゴルフシューズ。ほとんどのソフトスパイクシューズは、鋲の取り換えができます。
【ソフトスパイクのメリット】
プラスチック製のスパイクが足裏についているのでグリップ力に優れています。地面をスパイクが噛むことでしっかりとアドレスすることができ、捻転差をつくりゴルフボールを飛ばす回転運動にも耐えることができます。また、スパイク部分がすり減ってきたら取り換えることができ、買替えの必要がないので経済的です。
【ソフトスパイクのデメリット】
足裏にプラスチック製のスパイクがついていることで、引っ掛かりやすくなること。グリーン上ではとくに気を付けなければいけません。またスパイクが付いていることでグリップ力が高く足に負担をかけます。重量自体もスパイクレスに比べると重くなってしまうので後半の足の疲れに繋がる場合もあります。
【ソフトスパイクがおすすめな人】
・グリップ力を求めている人
・スイングを安定させたい人
・下半身をしっかりと使ってスイングする人
・非力な方
大きいサイズのソフトスパイクゴルフシューズ
スパイクレスゴルフシューズ
足裏のソール面に溝をつけてデコボコにしたり、耐滑性のある素材でグリップ力をつけたゴルフシューズ。
【スパイクレスのメリット】
普段履いているスニーカーやカジュアルシューズに近い感覚で履ける。スパイクレスシューズはスパイクがない分、スパイク有りより軽量化されていることが多いので足が疲れにくい。
【スパイクレスのデメリット】
スパイクがない分グリップ力が弱くなる。足裏のデコボコ部分がすり減ってきたらゴルフシューズを買い替えなければいけない。
【スパイクレスがおすすめな人】
・後半の足の疲れが気になる人
・コンパクトスイングの人
大きいサイズのスパイクレスゴルフシューズ
ゴルフを行うにはゴルフ場の大自然を守るために、行き帰り用とゴルフプレー用の2足の靴を履き分ける必要があります。また、金属性の鋲が付いたゴルフシューズやサッカー、ラグビーなど別のスポーツのスパイク靴を使用することもゴルフ場の芝を傷つける要因に繋がるためNGです。
ゴルフのルールやゴルフ場が定めるドレスコード、マナーは自分の身はもちろん、ゴルフ場の「自然を守る」ためにもありますので、それらを守ってスマートでかっこいいゴルファーを目指したいですね。