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ゴルフ初心者の方もゴルフ歴が長い方も、ゴルフで当たり前になっていることや今さら聞けないということありませんか?そんな疑問を解決していきます。
今回のテーマは「ゴルフで使用するキャップにNGな物はあるの?」です。ゴルフをする上で必要なアイテム「帽子」。ゴルフ場にいるほとんどの人が「帽子」や「サンバイザー」をかぶっています。練習場でも帽子をかぶっているという方も多いのではないかと思います。
なんとなくみんながキャップやバイザーを被っているから、ゴルフの時には帽子をかぶらないといけないと思っていましたが、そこにはちゃんとした理由があるんです。ゴルフでなぜ帽子をかぶるのか?正しい理由、マナーを知って素敵なゴルファーを一緒に目指しましょう。
ゴルフで帽子をかぶる理由
ゴルフは「紳士のスポーツ」と呼ばれるほど、身なりやマナー、ルールを重んじるスポーツです。ゴルフを行うゴルファーにはそれらを守る義務があります。
ゴルフルールの中には、ドレスコードがあります。
- 襟付きのトップスを着用する
- カーゴパンツやデニムなど「ワーク系ボトム」はNG
などが、代表的なゴルフをプレーする上でのドレスコードになります。
ドレスコートについては「ゴルフを始めよう!ゴルフ入門初心者ガイド」をご覧ください。
ただ、ゴルフルールの「ドレスコード」の中には、帽子をかぶらなければいけないというルールはありません。
では、なぜ帽子をかぶることになったのか?それはゴルフ場が推奨するゴルフをする上でのマナーが関係しているそうです。
ルールだと思っていましたが、ゴルフ場が推奨するゴルフをする上でのマナーなんですね。知りませんでした(汗)
ゴルフ場が帽子やキャップをかぶることを推奨するのには4つの理由があります。
ゴルフ場が帽子を推奨する4つの理由
打球事故から頭を守る
ゴルフ場の作りはホール同士が隣接していることが多いので、隣のホールからのOB球が自分のプレーしているホールに飛んでくることが多々あります。
また、後続の組が前の組がいることに気づかずにボールを打ち込んでしまうこともありますよね。万が一そういった時にボールが頭に当たっても、帽子をかぶっていれば直接頭にあたる事を防いで大事にならずにすむという意味があるそうです。
今まで一度も頭や体にゴルフボールがあたったことはないですが、隣のホールや後ろの組のボールが近くまで飛んできた経験は結構あります。
頭のケガは思わぬ障害を引き起こすこともありますので、帽子で守りながら安全にプレーを楽しみたいですね。
紫外線や直射日光から眼を守る
長時間外で過ごしたあとに「疲労」を感じることはないでしょうか?これは紫外線が目から体内に入ったことにより、血中で「疲労物質」が増加するからだそうです。
夏など天気の良い日に一日ゴルフをすると、帰りにはクタクタに疲れているという方も多いのではないでしょうか?
帽子やキャップをかぶり、紫外線を目にいれないことで「疲れ」を防ぐ効果があります。
ゴルフプレーのマナーの中に「Play Fast(プレイファスト)プレーを早く」というゴルファー全てに課せられたプレー上のルールがあります。
ゴルフプレーを早くするためにも、帽子をかぶって疲労物質を極力出さない工夫をしていきたいですね。
熱中症、日射病を予防する
ここ最近の夏のゴルフは気温や湿度が異常に高く「過酷」と言っても過言ではないほど。そんな気温が高く日差しが照り付けるような日のゴルフに起こりやすいのが熱中症や日射病。
熱中症対策で大切なことは、脳の温度を正常に保ち「体温調節機能」を狂わせないことだそうです。
帽子をかぶることで頭に直射日光が当たるのを防ぎ、体温の上昇をさせないことが予防に大切です。また、日射病は直射日光から起こるので、帽子をかぶることで防ぐことができます。
夏のゴルフは暑さとの闘いで過酷な一面もありますが、天気の良い日にプレーするのは気持ちが良いもの。熱中症、日射病を予防するためにも帽子をかぶって快適にプレーしたいですね。
防寒対策
多くのゴルフ場は「山」にあるので、冬場のゴルフは冷えや寒さとの闘いになります。
平地にくらべると標高の高い場所にゴルフ場はあるので、家を出るときに気温が10℃でもゴルフ場についたら3℃しかないということがあります。
そんな冬ゴルフの厳しい寒さから身を守るためにも帽子は一役買ってくれます。頭から放出される熱は、体全体の20%にもなるとのこと。帽子をかぶっていないと頭から体温がどんどん奪われてしまいます。
帽子をかぶってないと頭がスースーして寒いと感じていましたが、勘違いではなかったんですね。なるほどなるほど。
また、頭や首が寒いと上半身に自然と力が入ってしまい肩があがるので、スイングにも影響してしまいます。暖かいキャップをかぶって冷えを寄せつけないことがナイスショットの秘訣でもありますね。
ゴルフ場が帽子をかぶってプレーをするように推奨する理由は、意外と危険の多いゴルフ場で身の安全を確保するため。帽子はゴルフファッションには外せないお洒落アピールアイテムでもありますが、安全のためという実用的な意味もあったんですね。
ゴルフ場が帽子をかぶることをマナー(推奨)としているだけなので、
- ラウンド中に帽子をかぶらなくてもルール上の問題はない(ゴルフ場によりNGな場合もあります)
- デザインや色など、ゴルフで使用不可のNG帽子はない
ということになります。
ただ、前述でもお伝えしたようにゴルフは「紳士のスポーツ」ですので、ゴルフ場に馴染まないような帽子ではなく常識の範囲内のデザインや形の帽子を選びたいですね。
NGな帽子はないけど、帽子で気をつけたいNGマナー
ゴルフで使用する帽子にNGなデザインや形はないとお伝えしました。キャップ・サンバイザー・ハンチング・ストローハット(麦わら帽子)・ニット帽など、ゴルフ用でなくても市販のものや普段使いされている帽子やキャップでOKです。
ただゴルフ場には帽子に関する2つのマナーがあります。
それは、
- レストランに入る前に脱帽し、レストラン内に帽子を持ち込まない
- クラブハウス内に出入りする際には脱帽をする
レストランの入り口前には必ず帽子を掛けられる帽子掛けスタンドが用意されています。レストランに入る前に帽子を脱いで帽子掛けにかけてからレストランに入るというのがゴルフ場でのマナー。
一説によると、ラウンドをして埃がついたままの帽子を食事をするレストランに持ち込むのは、その場にいる人に対して失礼にあたるからNGなのではないかとの見方もあるようです。
ただ最近では女性ゴルファーが増えたこともあり、各テーブルに荷物用のカゴが用意されていたり、イスに荷物や帽子を掛けられるフックを取り付けてあるゴルフ場もあります。
また、レストランだけでなくクラブハウスやロビーでも脱帽するのがマナー。
クラブハウス内はメンバーたちの社交の場として使われていたため、脱帽をすることがマナーになったそうです。
プレーが終わってクラブハウス内に入るときに帽子を脱ぐことをつい忘れがちになってしまいますが、スマートなゴルファーを目指して脱帽を心掛けていきたいですね。
ゴルフキャップの種類
ゴルフに使用するゴルフキャップは、ゴルフブランドの帽子はもちろん、普段使いに使用しているキャップもOKです。基本的にNGな帽子やNGな形はありません。
そうは言っても「帽子やキャップを選ぶときに、本当にこの帽子は使ってもいいの?」と迷ってしまうという方も多いと思います。ゴルフで使用してもOKな帽子の種類を大きいサイズのキャップとともにご紹介します。
キャップタイプ
人気の高い「ニューエラ×鬼滅の刃」コラボキャップ。善逸をイメージした淡いイエローカラーなのでゴルフ場の緑に映えます。
ハンチングタイプ
ウール素材を使用していて暖かな被り心地なので、冬や春先などの寒い時期に役立つハンチングです。
麻混素材のハンチングは、清涼感のある肌触りなので暑い季節におすすめです。サイズを調節できるのも嬉しい点です。
ニット帽タイプ
冬の寒い日のゴルフには欠かせないニット帽。頭をすっぽり包み込んで首筋から温めてくれます。
こちらのニット帽は継ぎ目のない無縫製タイプ。頭にフィットしたときに縫い目の違和感がありません。
ハットタイプ
ポロシャツとの相性がいい中折れハット。夏には涼し気なストローハットを使用している方を多くみかけます。
ゴルフで着用してはいけないNGな帽子はありません。ゴルフをする際にどんなキャップを選んだらいいか悩む場合は、機能やゴルフウエアとの合わせやすさで選ぶのがお勧めです。
自分好みの帽子をコーデに取り入れ、安全・おしゃれにプレーを楽しんでみてはいかがでしょうか?