「しまい洗い」衣替え前に夏服のお手入れ!虫食い・黄ばみ予防に

しまい洗い


季節の変わり目にやっておきたいのが「衣替え」。特に夏から秋の季節の変わり目に行う夏服のしまい方を間違えると、来年着れなくなってしまうことがあります。夏にたくさんの汗を吸ったTシャツには見えない汚れや皮脂がたくさんこびりついています。黄ばみは時間が経過すると汚れた部分にホコリがたまり黒ずみになります。
気づいた時には、汚れが落ちなかったり虫に食われてしまい着られない状態になって、手遅れになってしまうケースもあります。それではせっかくのお気に入りの服も台無しです。

毎日のお洗濯で完全に落としきれない汚れや皮脂を衣替え前にはしっかりと洗い落とさなければなりません。来シーズンも清潔でキレイな服が着られるよう、衣替えの前に必ずやっておきたい「しまい洗い」のコツをご紹介していきます。

黄ばみや虫食いを防ぐ!衣替え前にやっておきたい「しまい洗い」とは?

しまい洗いとは
しまい洗いとは、衣類をタンスや衣装ケースにしまう前に、もう一度しっかり洗濯をしなおすことです。
暑い夏に活躍したTシャツやポロシャツには日常の洗濯では落としきれない汗、皮脂、汚れ、ほこり、石鹸カスが必ず残っています。これらが衣類の黄ばみの原因です。
黄ばみは「汗」や「皮脂」が時間の経過とともに酸化することで起こり、そのまま放置しておくとニオイや虫食いの原因にもなります。しまう前にはしっかりとしまい洗いをすることが大切なのです。

夏服から秋冬物への衣替えの時期はいつがベスト?

夏物から秋冬物へ衣替えをするタイミングは一体いつがベストなのでしょうか。
例えば、衣替えしたTシャツをせっかくしまったのに急な気温変化で暑さが戻り、必要になる時もあります。しまい洗いをしたにも関わらず、また衣装ケースから引っ張りだしてくるのも面倒です。
夏服から秋冬物への衣替えは、最低気温が20℃を下回る日が増えてきたら行うのがベストだと言われています。例年の気温からいうと10月~11月頃に衣替えするのが良いでしょう。
季節の変わり目は気温が上下しやすいため、2~3週間かけて衣替えを行うのがオススメです。2~3週間かけて少しずつしまい洗いを行うことで、気温が上昇して夏服が欲しくなっても、クローゼットの奥にしまった服を引っ張りだす必要もなくなります。

黄ばみや虫食いを防ぐ!簡単にできる「しまい洗い」の方法

黄ばみや虫食いを防ぐ
しまい洗いは2ステップで誰でも簡単に行うことができます。

【準備するもの】

  • クレンジングオイル or 台所用洗剤
  • 洗面器
  • 洗濯機

【しまい洗い方法】

  1. 浸け置き洗いをする
    首元、袖、脇など、汚れが蓄積しそうな部分にクレンジングオイルまたは台所用洗剤をもみこみ、40度くらいのお湯に20分~30分ほど浸けます。
    クレンジングオイル20~30分浸す
    その後、洗い流します。クレンジングオイルや台所用洗剤には皮脂の油を分解して落としてくれる働きがあります。
  2. 洗濯機で洗う
    この時お風呂の残り湯を使うのはNGです。残り湯には垢(タンパク質)が混ざっているのでキレイにすることが出来ません。
    洗濯機で洗う
    しまい洗いをする時、すすぎは1回ではなく2回以上行いましょう。
    すすぎが悪いと黄ばみや虫食いの原因になります。
    もしすでに黄ばんでしまった衣類も、軽い黄ばみであれば上記の方法で落ちるので、ぜひお試しください。

また刺繍が入っていたり、釦やファスナーといった装飾が施されたTシャツは必ず洗濯ネットにいれて洗ってください。他の衣類と一緒にネットに入れず洗ってしまうと生地が擦れ、刺繍がほつれたり装飾が外れてしまうこともあります。
洗濯で衣類を痛めたくない方は超大型の洗濯ネットがオススメです。大きいからといってたくさんの衣類を入れ込むと汚れが落ちにくくなりますので、洗濯量の目安はしっかりと守りましょう。

しまい洗いは衣類をしっかりと乾かすことが重要です。生乾きで雑菌が残ってしまっては、せっかくしまい洗いで汚れを落としても意味がありません。
乾かす時は重なったりシワにならないよう伸縮ハンガーなどを使い、衣類を広げて干すと殺菌効果もあり乾きも早いです。生乾きのまましまうとカビの原因にもなります。

虫食いやカビの発生を防ぐ収納方法

キチンと洗った服も収納が誤っていると台無しです。
せっかくしまい洗いをしたにも関わらず虫に食われて穴が開いてしまいます。
収納する際の注意点は2つ。

  1. 防虫剤は衣類の上におく
    防虫剤は衣類の上におく
    防虫剤は空気よりも重く、上から下に広がる性質があります。
    そのため防虫剤を衣類の下に置いたり、衣装ケースに詰め込みすぎると効果も半減してしまいます。
    (防虫剤は有効期限がありますので、期限が過ぎたら入れ替えましょう)
  2. 除湿剤を使う
    除湿剤
    衣類は湿気を吸い込みやすいので、収納空間に湿気がこもるとカビが発生します。カビは皮脂やホコリを栄養分として繁殖しますので、クローゼットには除湿剤を置き、カビの発生を防ぎましょう。

最後に収納方法の余談ですが、Tシャツは立てて収納するのがオススメです。
Tシャツの収納方法
上の写真のように立てて収納することで一目でどんなデザインのTシャツが収納されているかがわかります。そのためTシャツを収納する場所は、底が浅く透明の衣装ケースを選ぶと、取り出す際に便利です。
また一着取り出すと他の衣類が崩れてしまわないよう、bookスタンドを活用するとキレイに並べられます。

しまい洗いでしっかり衣類の黄ばみや虫食いの原因となる「汗」や「皮脂汚れ」を落としてからしまえば、来シーズンも大切な服も気持ちよく着ることができます。
服を長持ちさせるためには衣替えの際に行うしまい洗いがとても重要になりますので、ぜひお試しください。

すでに黄ばんでしまった衣類の黄ばみ落としは重曹と酸素系漂白剤でTシャツの黄ばみを落とす方法でご紹介しています。

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