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ゴルフは一年中できるスポーツですが、その中でもトップシーズンと呼ばれる期間があります。それは、春(4月~6月)と秋(10月~11月下旬)。お住まいの地域によっては多少異なると思いますが、一般的にはこの時期がトップシーズンと呼ばれる時期にあたります。
とは言っても、気候の良いトップシーズンしかゴルフをしないかと言えば、そうではありません。暑い時期も寒い時期も関係なく、ゴルフが好きな方はラウンドに行くと思います。
寒い時期というのはダウンジャケットなど着こめば寒さはなんとかなりますが、暑い時期は服を脱ぐことはできませんよね。
ゴルフ場は日陰がほとんどないので、夏の暑さ対策ということがとても大切になってきます。18ホールをバテずにまわり切るために、今回は暑さ対策について考えてみました。
なぜ暑いと感じるのか?メカニズムから考える
気温が上がると体温を下げるために人間は汗をかきます。汗が蒸発するときの気化熱で体内の熱を下げていますが、湿度が高いと気化熱で体を冷やすことができないため暑さを感じます。
気温が高くても湿度が低ければ、人はそれほど暑さを感じないそうです。ですので、汗をかいても汗を吸収してくれる服を着るか拭くかで暑さがかなり変わってくるということになります。
また、太陽光が直接体にあたることにより、暑さを感じ汗がでるという仕組みですので、次の章では暑さ対策に効果的な方法をご紹介していきます。
暑さ対策に効果的な方法
1.吸汗速乾インナーを着る
暑さ対策に大切なことの一つに、直接太陽光を体にあてないことがあります。太陽光は赤外線を発生させるため、体感温度があがり暑くなるというメカニズムがあるので、吸汗速乾の長袖インナーやアームカバー、帽子をかぶるなどして太陽の光を直接肌にあてないということが大切になってきます。
ハイネックで首を守ることにより大きな血管に直射日光があたるという事を防ぐことができ、また帽子をかぶることにより頭の温度上昇を防ぐことができるます。ツバで日差しをおさえ目から入る紫外線量を減らすことにも繋がります。
また、暑さを感じると体温を下げようと汗をかく、そうすると肌がベタベタして暑さを感じるということもありますので、吸汗速乾素材のウエアや下着を着るということも暑さ対策に効果的です。
2.ボディーペーパーでふき取る
吸汗速乾インナーを着るというところでも書きましたが、体温を下げようとして汗をかくと肌がベタベタして暑さを感じるというメカニズムもあります。肌をサラサラな状態にしておけば、体が感じる暑さを和らげることができるのでボディペーパーでこまめに肌の表面を拭くというのも◎
また、最近のボディーペーパーには気化熱を利用して一気に冷やしてくれる商品もありますので、風もなく日差しの強い日には重宝してくれます。ゴルフ中は大量の汗をかきますので、使い捨てのタオル替わりにもつかえますね。
3.冷感グッズを使ってひんやりさせる
今やたくさんの冷感グッズがありますが、ゴルフ中の暑さ対策に一番効果があるのが「冷却スプレー」。
服の上から一気に体を冷やしてくれ、ひんやり感も持続してくれます。背中や脇などの大きな血管のあるところを中心にスプレーすると効率的に体を冷やすことができます。
また、スプレータイプの中にはアイシング効果のある商品や汗のニオイに効果のあるカテキンなど配合の商品もありますので用途によって使いわけたいですね。
4.傘や日陰で日差しを避ける
ゴルフ場には太陽の日差しをよける場所がほとんどありません。コースに出てしまうとカートの中や木陰、茶屋ぐらいしか日陰になる部分がないです。
冒頭でもお伝えしたように、直射日光を避けるということが暑さ対策には大事になってきますので、日傘の使用もお勧めしています。
晴雨兼用のゴルフ傘が一番いいのですが、ない場合は普段お使いになられている傘で、日差しをよけられるカラーのものなら暑さ対策には問題ありません。「ラウンド中に傘なんて差してられないよ」という方もいるかと思いますが、待ち時間などに傘を差したりカートや木陰で光を遮ったりすることで、体内の温度を下げることができます。
5.飲み物で暑さ対策
暑さを少しでもやわらげたい、体内の熱を冷ましてくれる飲み物がゴルフ中は欲しいですよね。夏のゴルフにお勧めなのが「麦茶」。
麦茶は体の中の熱を外に排出してくれるので、熱中症対策にもなります。また、麦に含まれているミネラルも同時に摂取できるので、汗と一緒にミネラルが失われて熱中症になってしまうということも防ぐことができます。麦茶は暑い夏にぴったりな飲み物なんです。
ただ、暑い日にはキンキンに冷えた飲み物を飲みたくなりますが、冷やしすぎた麦茶は胃腸に負担をかけてしまい疲労感を倍増させたり脱水症状などに繋がる可能性がありますので、あまり冷やしすぎない程度の温度で水分補給をすることをお勧めします。
暑い季節のゴルフは、暑さ対策が18ホールを快適に乗り切るコツになってきます。上がり3ホールでバテないためにも、暑さ対策をしっかりしてラウンドしていきたいですね。