6月上旬はビッグイベントのラッシュでした。6.5の両国大会からすぐ、6.9の「DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL」が開催されました。両国大会のメインはベスト・オブスーパージュニアの決勝戦。鷹木選手とウィル・オスプレイ選手の対戦で、ジュニアヘビー決勝戦で史上最長の33分という試合を制したのはオスプレイ選手。
決勝戦は動画でライブ観戦していましたが、試合後は興奮しすぎて眠りが浅くなるほどでした。ヘビー級選手にばかりスポットが当たる新日本プロレスの中で、ジュニアヘビーの階級を選手一丸となってレベルをあげようとしてきたことが実ってきているんだなあという背景も感慨深いです。解説席のライガーさんのコメント(思い?)がより、伝わるいい試合でした。
さて、そんな死闘を戦い抜いた2人も参戦。鷹木選手はヘビー級転向をかけて、小島選手と対戦、オスプレイ選手はIWGPジュニアヘビー王座のタイトルマッチを戦います。タフすぎますよね。この日のメインはIWGP王者オカダ選手VSクリス・ジェリコ選手。ジェリコ選手はまだ新日の選手が誰も勝利を上げたことのない選手なので、注目度の高い試合です。
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しばらく欠場していた棚橋選手は両国大会でジェイ・ホワイト選手とスペシャルシングルマッチで復帰。「ナンバーワンを目指さなくなったら引退する」とコメントしているほど、本気でまた1番を狙っているという棚橋選手。この試合では負けましたが、エース復活という印象をしっかり残しました。やはり棚橋選手がいないと寂しく感じますよね。
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6.9ではタッグマッチで参戦し、見事勝利。見たことのない技を披露していました。これは先日のジェイ選手の敗北から学んだことが参考になっているそう。
注目試合のインターコンチネンタル戦は、内藤選手VS飯伏選手。同級生同士の対決で、試合前からの舌戦も繰り広げられていましたが勝利したのは内藤選手でした。
そしてIWGPヘビー級はオカダ選手とジェリコ選手。試合内容はジェリコ選手なので、WWE的な悪行三昧です。最後の方は、両者ともヘロヘロな状態なのにむき出しの金具にオカダ選手をぶつけようとするなど本気でヒヤッとする場面もありました。
ジェリコ選手の世界観は、互いの技で消耗する系の内容ではありませんでしたが、高角度の投げ技などちょくちょく見せる技術力はさすがと思いました。どんな相手でも、相手の世界に合わせつつも自分を曲げず勝利を上げるオカダ選手、さすがだなあと思うすごい試合でした。
これでは終われないジェリコ選手は、試合後オカダ選手を襲撃するなどWWE感ある行動に。そして発表されたのは「G1参戦の希望」。これはかなり驚きの内容です。
今回はWWEを対談したヒデオ・イタミこと、KENTA選手も参戦するなど新しい選手のエントリーで話題になっています。
元・WWEの有名選手が2名も参戦するとなれば日本人選手は誰がどう参加するのか・・・また今年も最多人数でトーナメント戦を行うかもしれません。毎回G1は楽しみにしていますが今年は予想がつかなさすぎて、KENTA選手のコメントでいうなら「異質」がかなり多いメンバーになりますね。
ジェリコ選手が絡むということは、WWEの現役スーパースターのジョン・モクスリー選手(現在はAEW所属)も参戦していることですし、どうなることか。AEWとの絡みも気にしつつ、まずは参加選手の発表を楽しみに待ちたいと思います。