ベストオブスーパージュニアの各ブロックの覇者が決まりました!
Aブロックはロスインゴの鷹木選手、Bブロックはウィルオスプレイ選手。優勝決定戦はAブロックは愛媛大会で、Bブロックは岡山大会で決まりました。Aブロックは石森選手VS鷹木選手。
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二人はデビューが闘龍門(鷹木選手はDRAGON GATEになってからデビュー)と同じルーツをもつ同級生同士。しかし戦うのは今回が初なのだとか。ルーツは同じでも石森はメキシコ経験あり、鷹木選手はなしというのが違いです。
デビューは石森選手のほうが約2年早いです。その後のキャリアの積み重ね方は、全然違っていてその二人が新日本で戦うとあれば注目度が高まるのも当然ですね。
石森選手の特徴は小柄な身体ながらもスピード感溢れる技とスタミナ、そしてパワーもある。鷹木選手はパワー、スタミナ、気迫で見せる選手。
優勝への想いは2人とも強く、鷹木選手は新日に入団してからは無敗、このリーグでは全勝優勝宣言しています。かたや石森選手は元IWGPチャンピオンで、昨年決勝にも出ていて2年連続決勝戦に出ているというのは大きな勲章になります。
そんな二人の戦いですが、出し惜しみなしの戦いでした。
個人的には、15分くらいの段階で決着ついてもおかしくないほどダメージを受けているように見えましたが、まだ5分間総当たりのすごい試合を続けていました。
2人とも互いの首を徹底して狙っていました。中盤で鷹木選手がエプロン上でデスパレーボムを決めて、相当なダメージを受けた直後の石森選手をリングにすぐ戻してから、熨斗紙という技へ。もうこれで決まるのかなと思えば、石森選手がDDTで返すという攻防。
しかしDDTを受けたはずの鷹木選手が強引にブレーンバスターを決めたのは、驚きました。解説者さんたちも、想定外すぎる返しにビックリしていました。
しかし、これでもまだ中盤。その後も捨て身、総当たりの攻防を繰り返し、最後は鷹木選手がラストオブドラゴンを決めて勝利しました。
Bブロックはウィルオスプレイと田口、いつものおふざけ田口選手もありましたが、徹底的に相手を追い詰める冷酷な田口選手が見られる試合でした。
オスプレイ選手の早すぎる攻防の先の先まで読んで、技を阻止する田口選手の対応力が見応えがありました。田口選手の試合はどの試合も面白いのですが、今回の試合はその中でも更に面白かったと思います。オスプレイ選手が最後にコメントしますが、とても紳士的で人間性も好感が持てました。
オスプレイ選手と鷹木選手の戦いは6月5日の両国大会です。どんな試合になるのか楽しみです。