「濵かつ Presents レスリングどんたく2019」が5月3日と4日に行われます。
5.4のメイン「IWGPヘビー級選手権試合」で激突するオカダ選手とSANADA選手。実はふたりとも31歳で同級生同士のレスラーです。30代前半同士でぶつかるIWGP戦は、EVIL選手（オカダ選手らの1学年上）の挑戦以来見たことがない組み合わせ。
今はどちらにも注目が集まっているので、簡単にまとめました。
オカダ選手への注目
まずはニュージャパンカップでの優勝と、マディソン・スクエア・ガーデン大会でIWGP戦にてジェイ・ホワイトの持つベルトに挑戦し、10ヶ月ぶりにタイトルを取ったことで注目が集まっています。
同時に、三森すずこさんとの結婚も発表されたこともあり、ターニングポイントとなるような出来事が集中しました。オカダ選手も「あそこで変わったといってもらえるようなプロレスラーになりたい」とコメントするほど。
10ヶ月の間無冠ではあったものの、スペシャルシングルマッチなどで見応えのある試合をしてくれる選手という印象でした。しかし13回もタイトルを保持した記録はまだ破られていないですし、最近は消耗戦ではなくもっと幅のあるプロレスを展開している印象です。超人が新たな形で復活したという期待感が集まっていると思います。
SANADA選手への注目
今年のニュージャパンカップで、オカダ選手と決勝戦で対決したSANADA選手。まずこの決勝へ勝ち上がったことが注目点です。
ロスインゴに加入したときから注目度の高い選手でしたが、なかなか注目を浴びる機会がなかったのでこの時を待ちわびていたファンも多いと思います。私もですが。
この「待ちわびていた」時間と、現在の活躍が大きな期待感になっているのだと思います。
2017年に同門のEVIL選手が当時の王者オカダ選手に挑戦しましたが、失敗。そのあたりからEVIL選手の注目度はどんどん高くなり、ロスインゴではEVIL選手、ジュニアヘビーの高橋ヒロム選手がひとつ抜きん出た印象でした。
当時の雑誌で、内藤選手は注目がなかなか集まらないSANADA選手に対し「もっと言葉をだしたほうがいい」とコメントしていました。SANADA選手としては、わかっているけどできないか、やりたくないかはわかりませんが、自分を突き通していたのでしょうね。
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もどかしい思いを経て約2年。メキメキと注目度を上げてきたSANADA選手。
その注目度は心配になるくらい大きく、数ヶ月で週刊プロレスの表紙を2回も飾り、コメントもたくさん見かけるようになりました。しかも5.1号の表紙タイトルは「やっぱりSANADAが好きです」。これが世論なのか記者の独断なのかわかりませんが、いつもと雰囲気が違いかなり驚きました。
この号では、新日本の棚橋選手、オカダ選手、内藤選手、ケニー・オメガ選手の「4強」、今年はじめにケニー・オメガ選手が退団し「3強」となり、旧態依然とした体制を崩したいという思いを語っていました。
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SANADA選手は「内藤と飯伏で組んでいたら自分的にしっくりこない」とか、「4強とか3強とか概念が古いしいらない。でもベルトをとったことがあるかないかは大きいと感じている」とコメント。
それを読んで、代表選手だけで争われるタイトルマッチに、魅力を感じない派として同感。そして、プロレスを面白く魅せたいという思いと、自分の存在は枠にまとめられないものでありたいが結果にはこだわるという強い意志を感じました。
キャラや言葉に頼らず着実に信頼を重ねて、人気を集めていて「ブレなさ」を味わえる選手。技の幅も広く、「概念にくくられなさ」というのも魅力です。
まずは二人の前哨戦がたくさんある「Road to レスリングどんたく 2019」を楽しもうと思います！
