オカダ・カズチカ選手と、柴田勝頼選手が戦うIWGP戦が、今週末4/9(日)となりました。
お互いがこの試合をどう考えているのか、それぞれのインタビューが週刊プロレスに掲載されていました。
オカダ・カズチカ選手のインタビューで特徴的だったのは、
「僕は現代っ子なので昔のIWGPとは・・・と言われてもわかりません」
という発言。
新日本プロレス (シンニホンプロレス) オカダ・カズチカ「HEAVY RAIN」フルジップパーカー
昔のプロレスファンが好きな「こうあるべき論」を真っ向から否定していておもしろかったです。
柴田勝頼選手はその昔、中邑選手、棚橋選手とともに「新闘魂三銃士」と言われて新日本マットで活躍していました。
そのため古くからのファンには親しまれている柴田勝頼選手。
今回の対戦は「俺たちの時代」の象徴ともいえる柴田選手の勝利を心待ちにしている人も多いはずです。
そして柴田勝頼選手が「誰からでもIWGPの挑戦を受ける」という熱い発言に対して、オカダ選手は「IWGPはそんなに安売りできるものではない。誰かもが挑戦できるものではないでしょう」とバッサリ。
また昔と今で試合での感情の出し方にも考え方が違っているという話も気になりました。
昔はプロレスラーたるもの相手の技を受けて痛がらないのが普通だったそうですが、今はアメリカやメキシコのプロレスのように傷みもきちんと表現するというのが普通になってきています。
その点についてもオカダ選手は「相手の技を受けて痛みを表現し、それでも立ち上がる姿勢を見せるのがプロレスラーだ」という考えを話していました。
インタビューを読んでいると、古参のメンタリティを代表する柴田勝頼選手と、新生代のオカダ選手の価値観がぶつかり合っていて試合が楽しみになりました。
同じ日にIWGPジュニアヘビー級王座の試合も行われます。
個人的に注目しているロス・インゴベルナブレスの高橋ヒロム選手が現チャンピオンですが、その煽りが面白いと語録が特集されていました。
チャンピオンベルトと会話をして「ベルトがKUSHIDAのことは嫌いだって言ってるよ~」などと、不思議なシチュエーションを作って挑発しています。
すでにマイクパフォーマンスまで注目されているとは。
本当に今年彼はなんらかのプロレス大賞にノミネートされるでしょうね。
年末が楽しみです。
新日本プロレス (シンニホンプロレス) L・I・Jフルジップパーカー
新日本プロレス (シンニホンプロレス) ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンキャップ
4.9の両国大会はタイトルマッチが目白押しなので、中継をしっかり見たと思います!