国際規格に合わせ、12月1日から洗濯マークが変わるというニュースをご覧になった方もたくさんいらっしゃると思いますが、ミッドでも春アイテムから徐々に新洗濯マークのついた商品が出始めます。
新マークの種類はなんと、22種類からいっきに19種類も増え、「41種類」になりましたが、今までの22種類だってわからなかったのに41種類にもなったらもうお手上げですよね・・・。
そこで本日は、新洗濯マークのポイントを一緒におさえましょう!!
新洗濯マークの分類
4分類から3つ増え、「7分類」になりました。
以下にあるのがその7つの分類ですが、表1~表5までが家庭でのお洗濯に一番関係のあるマークです。ですから、ざっくりと1~5までの計32個の洗濯マークを覚えておくと便利ですね。
残りの9個は基本的にはクリーニング屋さんが衣類をクリーニングする際に使いますが、服を店舗で購入する際に、パーキングのような丸Pマークがあれば、ご家庭での洗濯は避けた方がよさそうです。
ちなみに、Pとはドライクリーニング溶剤の1つ、「Perchloroethylene パークロロエチレン(塩素系ドライ溶剤)」のPです。
ドライクリーニングの溶剤には、パークロロエチレンの他、フッ素系溶剤、石油系溶剤などが多く使われているそうです。
表1.洗濯処理
表2.漂白処理
表3.タンブル乾燥
※タンブル乾燥とは?
衣類を回転、熱、風、で短時間に乾燥させる乾燥方法
表4.自然乾燥
表5.アイロン仕上げ
表6.ドライクリーニング
表7.ウェットクリーニング
●消費者庁 家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について
新洗濯マーク「形」の意味
マークには、丸、三角、四角といろいろな形がありますが、以下の4つだけ覚えておけば安心です!(アイロンマークはアイロンそのままです)
・「桶」 洗濯(洗う)
・「〇」 クリーニング
・「△」 漂白(落とす)
・「□」 乾燥(乾かす)
新洗濯マーク「棒」の意味
桶マークの下にある「横棒」は本数が多いほど、「弱く」洗うという意味です。
ただし、四角の中にある横棒は、意味が変わります。
四角の中にある棒=服だと想像してもらうとイメージしやすいと思いますが、
・縦棒 = 吊り干し
・横棒 = 平干し
という意味になりますので、ご注意ください。
また、以下のように横棒が2本ある場合は、「平干し&濡れ干し」という意味になりますので、濡れたまま衣類が平らになるように干しましょう。
・横棒2本 = 濡れ平干し
※「濡れ干し」とは?
手で衣類の水を絞ったり、洗濯機の脱水をしないで干す、という意味
新洗濯マーク「・」の意味
「・」はアイロンや乾燥機の「温度」を表しています。ここが少しややこしいですが、先ほどの「棒」の意味とは逆で、「・」の数が多いほど高温です。
わかりやすいように図にしてみました。
まとめ
・分類が7分類になった
・洗濯マークは、桶(洗う)、丸(クリーニング)、三角(漂白)、四角(乾燥)
・桶マーク(タライマーク)下の「横棒」は本数が多いほど「弱」
・アイロンマークの「・」の数は多いほど「高温」
いかがでしたか?
「分類」、「形」、「棒」、「・」の意味を正しく理解し、ご家庭での色落ち色移りなどのお洗濯トラブルを出来るだけ回避しましょう!
そして、お気に入りの服を1日でも長く楽しんでくださいね。
●消費者庁 家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について
こちらを印刷して洗濯機の近くに貼っておくと便利ですよ。
↓ ↓ ↓
●新しい洗濯表示