【目次】
夏のお出かけは気温だけでなく湿度も高く、外に一歩出るだけで汗が吹き出してきます。顔や首など手が届くところはタオルで拭けるのですが、背中や太ももなど思うように拭けず、汗ジミができやすくなってしまいます。
周りの視線も気になり、さらに冷や汗をかくという悪循環に陥ってしまいます。汗をかいても快適に過ごすにはどうしたらよいでしょうか。
- 締め付けのないゆったりサイズの大きいTシャツやシャツを着る
- 生地が薄めのTシャツやシャツを着る
など、確かに皮膚と服の間に隙間ができると通気性が良くなります。生地が薄いと汗が早く乾いてベタつき感を軽減してくれます。しかしそれだけでは真夏は乗り切れそうにありません。
実は、真夏の汗対策には「重ね着」がベタつきや汗ジミを軽減して、快適にしてくれます。重ね着と聞くと、冬の寒さ対策やオシャレな着こなしを思い浮かべるかもしれません。
では、どうして暑さや汗対策にはTシャツやシャツの下にインナーを重ねると快適なのでしょうか。
蒸し暑くて汗がたくさんかきそうな時ほど、Tシャツやシャツの下にインナーを着ると涼しく快適になります。暑いのにもう1枚着るの?と疑問に感じると思います。
冬場であれば、インナーを重ねて着ることで保温性が高まり暖かくなるのはイメージしやすいです。
夏にインナーを着る理由は「汗」と深い繋がりがあります。
その理由は人の身体には体温を一定に保つ働きがあるためです。そのため暑い日に体温が上昇すると汗が出てきます。汗をかいて、その汗が蒸発するときの気化熱が体温を下げてくれます。身体をクールダウンさせるために、汗はとても重要な働きをしています。
かいた汗をできるだけ早く蒸発させることで、涼しさを感じやすくなります。汗を素早く吸収して、素早く蒸発させてくれるインナーを着ることで湿度の高い暑い日を快適にしてくれます。
インナーが夏を涼しくして入れる以外に、インナーを着るメリットが3つあります。
シャツの下にインナーを重ね着する3つのメリット
汗が体温を下げるのに役立っていることが分かっても、汗によるベタつきや汗ジミ、汗のニオイなどの悩みは解消されません。そこでインナーを重ね着するメリットを3つご紹介します。
1.お気に入りの服を汗ジミや黄ばみから守る
汗をかくと脇や首周りに汗ジミや黄ばみができやすくなります。特に白いシャツやTシャツなど汗ジミや黄ばみができると、なかなか落ちません。こすり洗いすると摩擦で生地が傷んでしまう恐れもあります。
そうならないためにもインナーに汗や皮脂を吸わせて、シャツやTシャツに響かないようにするのが重要です。
吸水性がよい綿100%のインナーが汗ジミや黄ばみ対策にピッタリです。
2.シャツが肌に張り張り付いたり乳首の透けを軽減
暑い日はシャツやTシャツを1枚で涼しく着用したいと思うかもしれません。しかし汗をかくと服が肌に張り付いたり、汗でビショビショになって印象が悪くなってしまいます。
また清涼感のある白いシャツやTシャツは1枚で着ると、乳首の透け気になります。そんな時はインナーを重ねて着るだけで軽減されます。
インナーが汗を素早く吸って蒸発してくれますし、透け感もカバーしてくれます。吸水速乾性のあるインナーを着ると汗による不快感を解消してくれます。
3.汗のニオイを軽減してくれる
汗のニオイというのは、汗をかいときは無臭になります。時間が経過することでニオイを発します。皮膚の表面にある垢や皮脂などの汚れと混ざり合い、細菌に分解されることによりニオイが発生します。
そんな時におすすめなのが、ニオイ菌を抑えてくれる抗菌防臭機能があるインナーです。汗のニオイを軽減してくれます。
インナーを重ね着する際の注意点
シャツやTシャツにインナーを重ねて着ることで、蒸し暑い夏を快適にしてくれることが分かりました。
重ねて着る際に1つ注意点があります。インナーがシャツやTシャツから中途半端に見えてしまうとだらしなく見えてしまうので注意が必要です。
例えば、
- Tシャツの下にランニングが映る
- 首から下のインナーが見える
- Tシャツの裾から見えている
など、見せるつもりのないインナーが見えていることがあるので、鏡の前でチェックしてから外出しましょう。
重ねて着るTシャツやシャツに響かない、袖のないタンクトップや首回りが大きいUネックのインナーもおすすめです。
あえてインナーを見せるレイヤード(重ね着)を楽しむファッションもありです。シャツやTシャツのカラーに合わせてインナーを選んで、袖や裾から見せるとファッション性が高くなります。
ぜひ暑い日はインナーの着用して涼しさを体感してください。