ご飯がおいしい季節は摂取カロリーも増えがち。気が付くと、体が重い、いつものデニムパンツが入らない、見た目が膨張してきたなど変化が著しく体に反映されてしまうシーズンです。
見た目に変化を感じたら、すぐにダイエットや筋トレなどに取り組むことで健康が維持されやすいというのは周知の事実。自分の体をしっかりコントロールして肉体改造に臨みたいものです。
男性は特に、ダイエットというよりは筋トレで肉体改造をする人が多い傾向です。筋トレをする場合、多くの筋トレ初心者が気になることがあります。
「今から頑張って筋トレを始めた場合、どれくらいの期間で見た目に変化が出てくるの?」
確かにこれは気になります。目に見えて変化が出ればその後も頑張れそうですし、変化がなければつまらなくてやめてしまいそうですよね。実際に筋トレの諸々の効果とはいかほどなのかを解説していきます。
筋トレで結果がでる目安は3か月間
肉体改造をする際に1番気になるのは、いつ効果がでるのか?ということです。正しい筋トレを継続できた場合、初心者のほうが比較的結果は早く出てきます。週に2回、しっかり追い込むまで筋トレをした場合、およそ3ヵ月で目に見えて体つきが変わってきます。
なぜ筋トレ初心者の方が結果がでやすいのか?というと、筋トレ初心者は普段体を鍛えていないので、筋肉の鍛えられる余地がたくさんあるからです。また、同時に脂肪も絞られてきますので、今まで脂肪に隠れていた筋肉が表面に浮き出てきて、人によっては明らかに見た目が変わるということもあります。
変化が見えてくるのはもちろん筋トレをする部位によって変わりますが、大胸筋、背中周り、おしりから太ももにかけては分かりやすく変化します。逆に、腹筋はもともと鍛えづらく、脂肪の下に隠れていますので、よほどストイックに体脂肪を減らさない限りは変化は見えてきません。
筋力自体の変化は1ヶ月後
筋トレで結果が出るのは3ヶ月と聞くと、3ヶ月間も変化を感じ取れずに頑張るのはつらい・・・と既に挫折しそうになります。
ただ、見た目は変わらなくても、筋力自体はおおよそ、1~2ヶ月の継続で明らかに変わってきます。前に持ちあげられなかった重さが持ち上げられるようになったり、スクワットできる回数が増えてきたり。
こういう「レベルアップしたな」という実感を得られると人間はやる気が出てきますので、筋トレ時には体重や体脂肪率と同時に、トレーニングメニューの負荷(重さ)や回数なども記録していくレコーディングを習慣化するのはおすすめ。見た目や体重などに変化が現れなくとも自分自身の体力のレベルアップが実感できます。
筋トレは継続が必須、継続する事で体が筋トレに慣れてくる
実はここから先が大変なんです。見た目が変わって「さあ、ここからだ!」と思うのですが、今まで以上にメニューをきつくしていってもなかなか大きな変化があらわれないのが現実です。
人間の体は環境に適応する能力があるので、急な筋トレに驚いて筋肉量を増やして適応したのち、筋トレすることに慣れてしまいます。そうすると、リスクを感じて筋肉を増やそうという命令が出にくくなってしまいます。これくらい筋肉あれば多分大丈夫だろう・・・と言ったように体自体が脳からの指令に対して反応する速度が遅くなるわけです。
これが筋トレの中だるみ期間です。多くの筋肉を鍛えたい人がこの停滞期に苦しんでいます。この筋トレ中だるみを解消するには筋トレメニューを変化させるということが大切です。体がトレーニングに慣れてしまうことで生じる筋トレ中だるみは、体を慣れさせない、常に危機意識を与えるということが重要です。
同じメニューを繰り返し、同じ筋肉を同じ使い方で継続することで体が慣れてしまいますので、メニューを変えて今までうまく使えていなかった筋肉を使います。そうすれば、また体は驚いてリスクを感じ、筋肉を太くして備えるように命令を出します。ですので、筋トレは継続していくほど、頭も鍛えていかなくてはなりません。自分の体を考えつつ、自分で筋トレメニューを組み立てないといけないからです。
とは言え、これはかなり上級編のお話です。初心者はとにかく3ヶ月。3ヶ月頑張って見た目の変化を楽しみ、次のステージへと進んでいってください。
また、筋トレ継続の1つの方法としてウェアなどを一式そろえてしまうというのも手です。高いお金をかけて購入したトレーニングウェアや靴など、もったいないなという気持ちが先行して自宅やジムなどで運動をするモチベーションにつながる可能性もあります。
筋トレの効果がある程度わかっていれば、目標を設定しやすいのでぜひ参考にしてください。