毎回、「モテぽっちゃり男子列伝」と題して、大きくて輝いている方、モテぽっちゃりの方をクローズアップして一人ずつご紹介していきます。
「大きい=かっこいい」が浸透することを目指しています。
不思議な存在感。おいしいところを持っていく!ヤジロベー
前回、漫画のキャラクターであるスラムダンクのゴリについて書きました。
参考:赤木剛憲 漫画スラムダンクのごついキャプテン!通称ゴリ
スラムダンクをピックアップしたら世代的にドラゴンボールをピックアップしないわけにはいかない!
というわけで、今回は超有名作ドラゴンボールからヤジロベーを取り上げてみます。
ネタが通じない人が見当たらない
ドラゴンボールという漫画、アニメを一度も見たことがないという人はあまりいないと思います。
それくらいメジャータイトルであり、同世代でドラゴンボールネタが通じない男性がいたら会ってみたいものですね。
我々世代は「530,000」という数字を見れば条件反射でフリーザをイメージするし、「1000万」と言われればバッファローマンをイメージするんです。
それくらい少年漫画に教育、洗脳されています。
そんな中、ヤジロベーという存在は一際異色を放っていて何気に人気のあるキャラクターですよね。
ピンポイントで活躍
ヤジロベーは身長165cm、体重78kg。見た目のイメージよりも体重は少ない感じがします。
ぽっちゃりと呼べる体型と、大猿になったベジータのしっぽを切ったのが印象的ですよね。
意外とピンポイントで活躍しておいしいところをもっていっているので、ネタキャラの飲茶に比べるとかなり優遇されています。
というか飲茶はいくらなんでも扱いがひどすぎますよね。かわいそう。
作中では初登場時に悟空と互角の戦いをしてその後を期待されましたが、刀を持っていることなど色物的な扱いでしたので主役クラスにはなれず。
上記のベジータとの戦闘シーンなど名脇役として活躍しています。
あとはアニメ版の名古屋弁の印象が強いですよね。
作者の鳥山明氏は名古屋出身ですので、そういう配慮もあったのでしょうか。
ヤジロベー最大の謎
ヤジロベーについての最大の疑問点は、「なぜカリン塔に住み着いているのか?」ということです。
もともと趣味は食べることのみという無頼漢キャラの設定ですが、仙豆しか食べ物がないカリン塔に住み続けているというこの矛盾。
よく見ると魔人ブウ編になってヒゲが生えてもまだカリン塔に住み続けています。
かれこれ20年くらいは住んでいるのではないでしょうか?
作中では描写がありませんがよほどカリン様と気があったのでしょうか?
その割にはサイヤ人との戦闘後には、「お前は病院のメシが目的じゃろ」なんて憎まれ口を叩かれていますよね。
喧嘩するほど仲が良いのパターンなのでしょうか。
背表紙に2回登場
真相としては、どうやら作者の鳥山明氏はヤジロベーについてあまり思い入れがなく、存在感の薄いキャラだったようです。
それで特にこだわりもなく何となくカリン塔に居続けたというのが本当のところでしょう。
それを実証するのがかの有名な「コミックス背表紙にヤジロベー2回登場事件」ですね。
鳥山明という人はおそらくあまりオタク的な人ではなく、物事に無頓着な人なんでしょうねー。
ヤジロベーはモテぽっちゃりなのか?
ヤジロベーがモテるかモテないかで言えば、そりゃモテないでしょう。
ぽっちゃりで自己中で髪の毛ボサボサで田舎者丸出し。女性にモテる要素はありません。
モテぽっちゃり男子列伝で取り上げてしまっていますが、反面教師として考えたほうがいいですねー。
でも何気に存在感はあり、憎めないキャラクターではあります。
人それぞれ色々なポジショニングがありますので、あれはあれでいいんだと思います。
例えモテなくても、自分らしいポジションを見つけられればそれはそれで幸せなのではないでしょうか。