膝の痛みは体重増加の影響?その原因と痛みの解消方法は?

階段で膝が痛い


【目次】
陽気がよくなると、ウォーキングや軽い運動をする機会も多くなります。
特に全国的に秋に実施される健康診断の影響は、運動を始めるきっかけにもなっています。

運動を始めたときはもちろんですが、普通に歩いている時にも突然、

  • 膝の内側が痛む
  • 階段を降りるときに膝からパキッと音がする
  • 軽いジョギングをすると膝の外側に痛みを感じる

といったことがよくあります。

健康維持のためにウォーキング&ジョギングをしてみたところ、運動をすること自体はとても気持ちよかったのですが、翌日には筋肉痛に見舞われ、膝の関節も痛み出したというお声も良く聞かれます。
そのまま2~3日膝の痛みに耐えながら生活をしていると、生活の中で膝を使う機会というのが思いのほか多く、痛みを抱えたまま日常生活を送ることになります。

じわじわと痛む膝通。なぜ膝が痛むのか?痛みが続くとどうなるのか?その原因や改善方法などについてご紹介します。

膝の痛みのメカニズム

膝の痛みの原因を知る前に、そもそも膝の構造を理解することが大切です。
膝は以下の4つの骨で形成されています。

  1. 大腿骨
  2. 脛骨
  3. 腓骨
  4. 膝蓋骨

一般的に膝関節と言われているのは大腿脛骨関節と言われるもので内外と1組ずつあるようです。
膝のメカニズム

イラストの1と2の表面には関節軟骨があり、関節軟骨と関節軟骨の間には半月板というものが存在しています。関節軟骨×半月板×関節軟骨という構造がクッションのような役割となって、膝の動きをスムーズにしたり、体重の分散などをしてくれます。

膝に痛みが生じるというのは、膝のクッション材である関節軟骨の摩耗が原因であることが多いとされています。常に膝には体重という負荷がかかっているので、ジャンプしたりすると更に何倍もの負荷がかかってしまいます。

大きな骨と骨の間で骨同士がぶつかって摩擦が起きないように、膝関節は踏ん張ってくれているわけです。そうやって考えると、膝は日々本当にによく頑張ってくれているんだなーと思えてきます。まずは自分の体をしっかり支えてくれている膝のメカニズムに感謝です。

膝の痛みの主な原因って何?

膝の痛みの原因の多くは膝の軟骨がすり減ることで発生します。
その要因は主に3つ。

  • 急な運動や日常的に激しいスポーツで膝を酷使している
  • 加齢・年齢によるもの
  • 過体重・体重増加

膝の痛みの原因

膝の痛みの原因:急な運動や日常的な激しいスポーツによるもの

膝の痛みの原因には、慢性的なスポーツや仕事などによる過度の負荷が膝の軟骨の擦り減りを増長させているケースと、反対にほとんど膝を動かさない状態だと膝関節の柔軟性が失われ、膝の痛みを感じるケースがあります。運動不足だと膝関節の新陳代謝が悪くなり、膝関節が硬くなります。そうなると周囲の組織に痛みが生じるようになります。

膝の痛みの原因:加齢・年齢によるもの

膝関節は膝の曲げ伸ばしを行う動作に関係する筋肉によって安定した状態を保っています。長い間、膝をあまり動かさないでいると筋肉が衰え、膝に負担がかかり痛みが生じます。加齢により身体能力が低下したり筋力が衰える膝への負担も増してきます。一般的に40代になると多くの人は膝の軟骨に小さなひび割れが生じます。加齢とともに関節の擦り減りや変形が生じてそれが痛みの原因となります。

膝の痛みの原因:過体重・体重増加によるもの

人は歩行する際、膝に体重の2~3倍の加重がかかるとされています。体重100Kgの人の膝にかかる加重は200~300kgにもなります。体重が多い人は、変形性ひざ関節症という膝の痛みを伴う病気になるリスクもあります。負荷が大きければ大きいほど膝の軟骨の擦り減りも大きくなり、膝への痛みを感じやすくなります。お相撲さんも膝を壊して引退する方は多いので、膝の痛みと体重は密接な関係にあると言えます。

膝の痛みが続くとどうなる?

様々な原因で発生する膝の痛み。この膝の痛みが続くとどうなってしまうのでしょうか?

膝が痛い

初期の段階では起きて歩き始めた時や椅子の立ち上がり時にじんわりと痛みを感じます。そのうち、階段を上がるときや歩行中にも慢性的にズキッという痛みに変わっていきます。その状態を放置しておくと、O脚などの変形が進行したり、動く度に激痛に見舞われたり、変形性膝関節症という病気になったりします。

膝の痛みの解消方法

歩行時の膝の痛み

放っておくと重症化したり、日常生活に支障が出たりと、とっても怖い膝の痛み。それではその膝の痛みの解消方法にはどんなものがあるのでしょうか?膝痛の解消法をいくつかご紹介いたします。

ストレッチをする

膝周りの筋肉が硬くなると関節に負担が大きくなります。ストレッチをすることで、筋肉の柔軟性を高める、関節の可動域を広げる、血行を促進するなどの効果が見込めます。負荷が少ないストレッチとしては、仰向けに寝転がって膝を片方ずつ交互に抱え込む運動が効果的です。あまり強くやると逆効果ですので、ゆるやかな運動で時間をかけてやっていきましょう。ミッドのSNSで定期配信をしているストレッチ動画は、簡単に取り組めるものばかりなのでぜひ挑戦してみてください。ミッドの公式Twitterで「ストレッチ動画」を配信しています。ぜひそちらから簡単にできるストレッチの方法などをチェックしてみてください。

MID公式Twitter

サポーターをする

膝サポーターをすれば膝の曲げ伸ばしを外部からサポートしてくれますので、膝への負荷を軽減してくれます。特に体重増加時など、一時的に痛みを和らげたい時などはおすすめです。

Phitenの膝用サポーターは左右兼用タイプでひざの不安定な動きをしっかりガードしてくれます。オープン形状なので、クルッと巻いて固定するだけ。深くかがまなくても、靴をはいたまま楽々装着できます。膝の裏面は表生地にスペースを取り、関節の動きを妨げずスムーズな屈曲も確保。通気性が良く、ムレずに快適な付け心地です。両サイドにはひざのぐらつきを抑制する樹脂ステー付きで、左右の無駄な動きを抑え、しっかりとサポートします。

温める

血流を改善させると痛みが和らぐこともあります。特に冬場は血流が悪くなり痛みが強くなることがあるので、お風呂や温湿布、カイロなどを上手く利用してみてください。

サプリメントを飲む

コラーゲン不足で軟骨のクッションが弱まることがあります。現在は「コンドロイチン」などの成分が注目されています。ただ、一度すり減ってしまった軟骨の再生は難しく、これ以上の摩耗を防ぐことが目的となります。

膝コンドロイチン

体重を減らす・ダイエット

やはり大きな負荷が膝にかかっていることが最大の問題です。深刻な膝痛の場合はお医者さんにも体重を減らすことを勧められることは多いかと思います。もちろん激しい運動は出来ませんので、水泳や水中ウォーキング、食事の改善など、なるべく膝に負担の少ない方法で少しずつダイエットしていきましょう。
既に膝が痛くて、運動が困難という人はレコーディングダイエットがおすすめです。毎日体重計にのって自分の体重を記録するだけのダイエット方法。
具体的な体重を知ることで、翌日の減量の糧になります。自宅に体重計がない方は、まず体重計の購入を検討しましょう。
体重が増えすぎて既存の体重計では重量オーバーという場合は、200Kgまで計測できるタニタのデジタルヘルスメーターがおすすめです。

病院で診てもらう

膝の治療

膝への痛みや違和感が続くようだったり、緊急性の高い膝痛の場合は、自己解決ではなく病院に行くことをオススメいたします。膝の痛みは整形外科で診療してもらえます。膝の痛みを説明する際には、

  • どの部分が痛いのか
  • どのように痛いのか
  • どんなときに痛いのか

を具体的に医師へ説明をすることが大切です。過去に膝を怪我したり、しびれがある場合などの既往歴も事前に説明をしておきましょう。スムーズな診察を受けることで改善も早くなります。

膝痛は関節軟骨の摩耗が原因である場合、根本的には解決しないことが多いです。自分の体としっかり会話をして、上手く付き合っていく意識が重要です。
ひとまず、膝への負担を軽減するためにも今の体重より少しだけ減量に挑戦してみるのがおすすめです。
ダイエットは効果的に行えば上手に減量も可能です。最適な期間を熟知して効率的に体重を落としてみてください。

【おすすめ記事】
ダイエットで5キロ痩せる最適な期間は?3ヶ月?半年?
ダイエットで5キロ痩せる最適な期間は?3ヶ月?半年?

シェアする

「体型の悩み」カテゴリーの記事

無料メールマガジン:MID e-NEWS 無料登録 / 解除

※大きいサイズのメンズ服、お得なイベント、お役立ち情報を無料配信!登録も解除もいつでも無料!

登録
解除