「痩せたい」とのぞむことは女性に限らず、今では男性でも持っている共通の想いです。特に小さな頃から太っていた方は、体型にコンプレックスを持っている方も多いんです。
ですが、本当に痩せることが良いことなのでしょうか?
普段はあまり考えない「痩せること」のメリット、デメリットを一緒に考えてみましょう。
ダイエットをして痩せることに意味はあるのか?
多くの女性はいつまでも若く美しくありたいはず。最近では男性の間でも美しくなりたいと思っている人が増えているようです。しかし、ダイエットをして痩せることがあなたにとってどんな意味があるのか考えてみてください。
極端なダイエットは、痩せた姿が美しいと自分を追い込んでしまい、骨と皮だけになるまで食事をとらず命を危険にさらすこともしばしばあります。
拒食症、過食症を繰り返してしまうなど、心の病気として治療する必要が出てくる可能性も。男性の場合はここまで極端な例は少ないですが、ダイエットを通り越してマッチョになってしまう方もいらっしゃいますよね。
ファッション最先端のイタリアやスペインでは、一定の体脂肪率を切るモデルは起用しない動きも活発化していて、痩せていることが美しいという概念を取り払おうとしています。
健康的になることに意味がある
ですが、太っていることがいいことだというわけでもありません。太っていることは本当は遺伝、体質的な問題も大きいのですが、それを知らない一般の方からは「セルフコントロールのできない人」というレッテルを貼られてしまいがちです。
別に痩せている人が皆セルフコントトールができているわけでもないんですけどね。
いずれにしろ、ダイエットは「健康的に」痩せることに意味があると思います。極端なダイエットは健康にも精神にも良くありません。
痩せることのメリット
ダイエットに成功した人の話で良く聞くのは、昔購入した服やズボンをまた着られるようになったということです。ダイエットの末に昔のサイズの服が着れるようになる喜びは格別です。
体重が減るので足腰や関節への負荷が少なくなり、運動やお出かけが楽しくなります。ランニングで痩せた人は、そのまま走り続けてマラソン大会に参加するのが趣味になる人もいますよね。
女性の場合ですと、女優のような美人に変身することもあるから驚きです。同窓会で集まったとき、昔クラスで太ってた女の子が痩せて別人のように美人になっていたというのはよくあるお話です。
痩せることのデメリット
痩せることはメリットばかりではありません。しっかりとデメリットもあります。
まず、服の買い替えが多くなって出費が増えることがあります。今まであきらめていたサイズも着れるようになるからついつい色々と買ってしまいます。食費が下がった分、服代が上がってしまってうれしい悲鳴があがるそうです。
また、服代なら可愛いですが、痩せすぎてしまうとホルモンバランスが崩れたり、食事を受け付けないなど命にも関わることもあるので注意してください。
標準体重を知るBMI
理想の体重を知るために、BMI指数についてご紹介します。
BMI指数とは?
BMI = Body Mass Index はボディマス指数と呼ばれ、身長と体重から算出される肥満度を表す体格指数です。
BMI = 体重[kg] ÷ 身長[m] ÷ 身長[m]
【例】体重 100kg 、身長 175cm の場合
100kg ÷ 1.75m ÷ 1.75m = 32.65(kg / ㎡)
- 18.5未満:低体重(やせ)
- 18.5以上 25未満:標準
- 25以上 29未満:標準以上(肥満)
- 30以上:肥満(高度肥満)
ダイエットをする場合は自分の目指す体重が理想のBMI指数なのかを確認し、健康的で美しいダイエットを心がけたいですね。